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スマホのカメラで料理を“おいしそう”に撮る5つのコツ イマイチな写真の残念な共通点とは?

左:原口アナウンサー撮影のオリジナル画像/右:望月さんが編集した画像

スマホで料理の写真を上手に撮るコツについて、フリーカメラマンの望月やすこさんに、SBSラジオ『IPPO』パーソナリティの原口大輝アナウンサーが聞きました。

望月:料理の写真が上手に撮れないという人もいますが、これからご紹介する5つのポイントに気を付ければ、誰でもおいしそうな一枚を撮ることができます。

1. お皿の端をカットする

全体的に暗い印象の未編集画像。右上に辛子のフタが写っているのはご愛嬌

望月:小さなスマホの画面で見て「おいしそう!」と思ってもらえる写真にするには、料理にぐっと寄った構図がおすすめ。

最初から料理をメインにした構図で撮影してもいいですし、お皿まで入れて撮っておいて、あとからトリミングで調整してもいいと思います。

2. 光が当たる明るい位置を探す

窓際の席で自然光を活かした撮影

望月:おいしそうに見えない写真の共通点は暗さです。昼間であってもカーテンを締め切った部屋で撮影すると、どうしても光量が足りなくなるため、彩度(鮮やかさ)が低く、のっぺりしてコントラストの弱い写真になってしまうんです。

照明を使わない限り、日の当たる明るい場所で撮るというのは必須条件です。レストランでも窓際に座って、光が当たる位置で撮影してみてください。それだけで写真のクオリティがだいぶ上がるはずです。

さらに光を活かすテクニックとしては、料理のやや後ろか斜め後ろから太陽の光が差すような、逆光か、半逆光の状態で撮ると、シズル感が出てよりおいしそうな写真になりますよ。

原口:光は本当に重要なんですね。

望月:どうしても自然光が入らない場合は、せめてテーブルの上でお皿の位置を動かしてみてください。同じテーブルの上でもちょっと動かすだけで、照明の当たり方が変わるので、「いい光を拾える」可能性があります。レストランでもぜひ試してください。

3. フォトジェニックな角度を探す

望月:撮影の前に料理を見て、一番おいしそうだと思う写真の主役にするパーツを決めます。例えば目玉焼きなら黄身がトロっとしている部分とか、牛ステーキならカットされた断面のジューシーなところといった具合です。

そして、その主役パーツが最もおいしそうに見えるフォトジェニックな角度はどこかを探し、構図を考えるようにしましょう。副菜があれば、その見栄えにも気を配るようにしてください。

原口:自分の目で見た料理のおいしそうな感じを、写真で再現するということですね。

4. アプリの「編集」で色調整をし、彩度を上げる

左:彩度を調整した画像/右:フィルタをかけた画像

望月:光の重要性はお伝えしましたが、どうしようもない時もあると思います。私のお気に入りの店でも窓がなく光が弱くて、料理は本当においしいのに、どう撮ってもおいしそうに見えません…。

そんな時はとりあえず撮るだけ撮っておいて、あとから編集しましょう。画像の編集というと難しそうに感じるかもしれませんが、スマホで簡単に行うことができるんですよ。

スマホで写真を開くと、編集メニューが画面の下部などに表示されるので、タップしてみてください。細かくは写真アプリやバージョンによっても異なりますが、露出、ブリリアンス、ハイライト、シャドウ、コントラスト、彩度、暖かみ、色温度といったメニューが出てきます。どれも直感的に操作できるようになっています。

よくわからなければ彩度を上げるだけでも、違いを実感できると思います。

5. 上級者は“照り”を狙って!

望月さんが編集を加えたもの。全体的に明るくなり、中央の黄身の“照り”具合がおいしそう!

望月:料理の“照り”は、人間でいう目の中の光です。少女漫画の主役って、瞳がキラキラしているじゃないですか。それと同じで、料理写真にも照りやツヤが入ると、おいしそうな感じがランクアップするんです。

原口:僕のオリジナル画像と望月さんが編集したものを比べると、オリジナルの方は全体的に暗く黒ずんで見えます。撮り方の構図や、撮った後に行う編集など、すぐに実践できるものばかりなので、次から試してみます。

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