
東名相良牧之原インター近くを車で走っていて、「この広い空き地、何ができるんだろう?」と思ったら、道路の反対側に「牧之原市インターチェンジ北側整備事務所」という建物があり、「やっぱり何かできるんだ!」と思ったことありませんか?
この土地で進んでいる計画は「MAKINOHARA HILLS PROJECT」です。
「ヒルズプロジェクト」...一体、何ができるんでしょうか。
東名相良牧之原インター北側の17万㎡=サッカー場にすると24面がとれる広さの土地で計画されているのは、ショッピングセンターやホテルの建設です。
2029年春のショッピングセンター開業を目指す『MAKINOHARA HILLS PROJECT』の現状を取材しました。
■市長の念願の肝入り企画
インターチェンジ北側整備事務所で出迎えてくれたのは、牧之原市の杉本基久雄市長。「MAKINOHARA HILLS PROJECT」は、市長肝入りの計画です。
杉本市長は市の職員として建設畑を長く歩いてきたこともあり、相良牧之原インター周辺の整備は開通以来、30年にわたる念願でした。
<杉本市長>
「土地の所有者の皆さんも『この土地が牧之原市の活性化につながるのならば提供してもいいよ』と、ご協力いただいた」
■サッカー場24面分の更地で進む「4つのエリア」開発
かつて、茶畑や住宅だった土地は開発を手掛ける大和ハウス工業が113人の地権者から取得し、土地を整理した結果、現在は17万㎡=サッカー場24面がとれる更地になっています。
「MAKINOHARA HILLS PROJECT」は大きく4つのエリアに分かれます。先行して開発が進むのは「戸建て住宅エリア」。
住宅約50軒分の区画が整備され、すでに半数の土地で住宅が完成したり、工事が始まったりしています。
7月には、内科のクリニックも開業する予定で、20年近く病院が無かったというこの地域にとっては願いが叶った形です。

「産業・物流施設エリア」は大和ハウス工業と牧之原市が連携し、企業誘致の真っ只中。
工場や物流業者の倉庫など幅広い使い方を企業に提案しているということです。
■気になる商業施設エリアは...どんな店舗が入る?
一方、気になる商業施設エリア。商業施設エリア(2)は沿道型店舗とホテルの2つの施設が計画されています。
<杉本市長>
「ここは例えば、沿道型のドラッグストアや飲食店、ホテルなどの候補地として事業者と交渉中」

ホテルがターゲットに据えるのは、▼自動車メーカーのスズキや矢崎部品といった周辺に大規模な工場を持つ企業への出張客や▼車で約10分の距離にある静岡空港の利用客を見込んでいるということです。
商業施設エリア(1)に予定されているのがショッピングセンターです。
<杉本市長>
「中に入るテナントとしては、スーパー、それから家電、家具、衣料、あと飲食。あとはアミューズメント。大きなものとしてはそういったもの」
■イオンセントラルスクエア静岡に次ぐ規模

店舗面積は、最大2万5000㎡になる見通し。静岡県内のショッピングセンターとしてはイオンセントラルスクエア静岡に次ぐ規模で、県内16番目の規模の商業施設になる見込みです。
気になるのは施設を運営する事業者。イオン?アピタ?地元では、様々な憶測が飛び交いますが...
<杉本市長>
「そういったものを含めて、これから大和ハウス工業が、事業者と具体的に詰めていき、どの事業者に委ねるかをいま、最終調整していると聞いている」
■人口減少が進む牧之原市『勝負の一手』になるか
結局、何ができるんでしょうか。
<増田哲也記者>
すでに交渉が進んでいる運営事業者は、いる様子でした。
ただ、うまく話が進まなかった時に備えて『最終調整中』という慎重な言葉を選んでいると感じました。
ただ、今後のスケジュールを見ると3年後の、2029年春のショッピングセンター開業に向けては、2027年夏頃には建設工事に着手する必要があり、『運営事業者を決定するタイミング』は迫っていると言えそうです。
市長は、取材の中でここは1000人規模の雇用を生み、固定資産税も入ってくる『稼ぐ施設』と何度も話していて、人口減少に歯止めがきかない牧之原市にとっては『勝負の一手』という感触を受けました。









































































