
7月上旬から8月上旬にかけて、静岡県浜松市に住む60代女性が警察官などを名乗る男らから約1億4000万円相当の暗号資産を騙し取られる詐欺事件がありました。
詐欺被害にあったのは浜松市中央区に住む無職の60代の女性です。
警察によりますと、7月上旬に女性の固定電話にNTTドコモの職員と名乗る男から「携帯電話の未払いがあります」と電話があり、その後、大阪府警を名乗る男に変わり、「携帯電話の契約詐欺に加担している恐れがあるため、犯罪の疑いを晴らすためには資金調達をする必要がある」などの電話があったということです。
その後、男は女性にLINEやLINE電話などで取引用の口座開設や送金先の指示などのやり取り。女性は7月2から8月1日までの間に38回にわたり、計約1億4000万円相当の暗号資産を男から指定された暗号資産交換業者などに送金したということです。
金融機関から警察に情報提供があり、警察が女性に尋ねたところ事件が発覚しました。
警察は「捜査のために現金の振り込みや暗号資産の送金を要求することはありません」と注意を呼びかけています。