「今の政治に対する不満や不安が一定数向いて支持していただいた」松下友樹氏(参政党新)敗戦の弁【参議院議員選挙】

7月20日に投開票が行われた参議院議員選挙・静岡選挙区から立候補していた参政党新人・松下友樹氏(41)が今回の戦いを振り返り、敗戦の弁を語りました。

<参政党・新 松下友樹氏>
報道では、牧野候補が当確ということで、私の負けが確定したと。本当にこの17日間、多くの方に支えていただいて、全力で頑張りました。やれることも全部やったと思っている。本当に多くの方に今分かっているだけでも17万票以上以上入っていると思う。

まさか、ここまでたくさんの方にご支援いただいているとは思っていなかったし、本当にあと一歩というところまで来たと思ったが、結果は負けてしまった。本当に応援していただいた方に申し訳ない。ただ、参政党が大きく、静岡県でも広がって、それであとはやはり今の政治に対する不満だとか不安、そういうのが我々の方に一定数向いて我々の支持をしていただいた。私も支持していただいたと、そういうふうに思っている。

今回の選挙の結果はこれで決まってしまったが、ただこれで終わりではなくて、私たちにとって参政党にとっても静岡にとっても、そして私にとっても、今回を一つのステップとして引き続き日本のために、そして未来の子供や若者のためにできることを精一杯やっていきたいなとそう思っている。

Q. 松下さんが立候補した時に参政党の支持を広げることが目標だと話していたが実際に参政党の支持が広がっていると思う。その結果を見ていかがか。

<松下氏>
参政党の支持は大きく今回伸びたと思う。我々は今回「飛躍」ということをテーマにして選挙を戦えた。それで今、分かっているだけでも約10議席、恐らくもうちょっと取れると思うが、とにかくやはり欲が出てくるので、もっといけるんじゃないかと思っていた面もあるが、ただ、選挙前、1か月前、2か月前のことを考えると、十分大きな成果だと思っているので、本当にたくさんの支持をいただけたこと、本当に感謝を申し上げる。

Q. ここまで党の支持が広がったことについては。

<松下氏>
素直にうれしい。特に若い方、今、投票権がなくてもいい。中学生とかもすごく声を掛けていただいたし、若い方が政治を自分ごととして、そして、これから本当に自分たちの未来のために、みんなが当たり前に政治について話し合える、語り合える。そんな世の中になるといいなと思うし、引き続き、私たちは全然これで終わりではない。まだ、何も成し遂げていないから、やっとスタートラインに立てたかなと。ここから、本当に私も含めて参政党全体で日本のために、日本人のために何とかいい政治をやっていきたいなとそう思っている。

Q. ここまで党の支持が広がったことについてどういった期待の表れだと思うか。

<松下氏>
やはり、今の政治に対する不満はかなりあるんだと思う。それで投票率がどんどんどんどん下がっていったら、もう諦めていた方がたくさんいたと思うが、既存の政党とはまったく主張が違う。本当に反対のことを言っている。これは、参政党だけ他にも似たような主張の政党はあるが、我々は本当に今の政党がしっかりやってくれるならば、参政党は存在しなくていいと本当に思っている。

我々はバッジが欲しいとか、我々が権力が欲しいとかではなくて、国民のための政治が本当に日本で行われているのであれば、自民党が頑張っていただけるのはそれでいいが、今それができていない、さまざまな要因で、やはり国民の方を向いていない政治が行われている。それに対する本当に我々への期待の表れが今回の選挙結果になると思っている。

Q. 目標としていた参政党の名前を広げること、そして投票率を上げることだが、松下さんはこの選挙戦で何を残せたと思うか。

<松下氏>
本当に多くの方に支持していただいたと思っている。私が言っていたこと、主張させていただいたことは、本当にやりたいことであって、日本のために、あるいは静岡県、私でしたら、浜松市の皆さんのためになる政策だと思っている。その考えを何か変えるつもりもないし、また、もしチャンスがあれば、引き続き頑張りたいとももちろん思うし、投票率もたぶん5,6%増えた。浜松市もかなり投票率が増えていた。一人でも多くの人がやはり政治に関心を持った日本全体でおそらく5、600万人がもう一回選挙に行こうと思えた。これは大きな成果だと思うし、参政党の存在意義を大きく示せたかなと思っている。

Q. また、この選挙戦で多くのサポーター、そしてボランティアの方々と会っていた。その方々に伝えたいことは何か。

<松下氏>
本当に感謝しかない。「本当にありがとうございました」という気持ちと、あと「負けてしまったのは申し訳ありません」という気持ちもある。我々参政党の仲間、党員やサポーターは、本当に今回の選挙を一つのステップとして、まだまだここから飛躍していくために頑張っていくし、まだまだ、今回私を支持していただいた方によく参政党をわかっていない方、なんとなくで投票していただいた方もいらっしゃるかもしれない。私たちは選挙結果だけがすべてではなくて、皆さんが政治に参加していただく。そして我々がやりたいことの一つは、やはり皆さんと一緒に日本の未来を考えていきたい。一緒に勉強したい。意見が違ってもいい。そういう学校教育ではない学びの場を我々は提供したいというのも一つの党の方針であるから、また、選挙が終わった後、いろいろワークショップみたいなやったりとか、浜松市民の皆さんと勉強できる時間をつくったりとかして、皆さんと一緒にこうしていこうと少しでもいい方向に政治を向けていこう。そういうことを一緒にやっていきたいなと思っている。

Q.一歩前を進む候補者の肩に手が届いている状況と昨日話していたが、敗因は何だと思うか。

<松下氏>
開票結果を見ていても、特にいわゆる人口の少ない過疎の進んだ地域、そこは大きく票数が違う。人口が少ないといえども票数が違う。そこに住んでいる方は、やはり高齢者の方が多い。高齢者の方はSNSとかあまり使わないし、なかなか実際、そこに行っても外にいらっしゃらないので、触れ合う機会がない。握手もできない。まだまだ、参政党という存在を認知されていない方、たくさんいらっしゃると思う。あとは自民党に入れておけば間違いないと思っている方も、まだまだいらっしゃると思うので、今回の選挙をきっかけにもう一度自民党が本当に従来の政治をもうちょっとやっていただけるのであればいいとは思うが、これ以上、国民の意見を無視するようであれば、ここからもっともっと我々テレビにも出るようになると思うし、そうすると、また状況は変わるかなと思うので、我々は我々で、支持を伸ばす。皆さんに声を届けて、というのに注力しつつも、他の政党ももう一回、この選挙結果を受けてやはり大きく変わったと思うので、よく考えていただきたいなと思う。

Q.最後に松下さんに票を入れてくれた皆様に伝えたいことは何か。

<松下氏>
本当にたくさんの票をいただいて、私自身も本当にびっくりした結果。本当にひと月前では、想像つかなかったが、ちょっと最終的な票数がわからないが、何十万人と、おそらく15~20%ぐらいの方に松下友樹と書いていただけたと。本当にありがとうございました。ただ、力及ばずで本当に申し訳なかったが、これで終わるわけではない。私は医者として医師免許を持っているから、引き続き、この後は普通の診療に戻って、参政党の仲間と私はとにかく医療の専門性は高いから、その辺を一緒に勉強しながら、党にも力を貸してほしいと言われれば、ぜひとも一緒にやりたいし、次、選挙とかは全然わからないが、また機会があったりとか、皆さんが是非ということがあれば、もちろん頑張る可能性もあるし、引き続き、静岡県民の皆様には、ぜひ参政党をしっかりウォッチしていただいて、今回の選挙で、ただただいいこと言っていた集団なのか、そうではなくて、この選挙後、参政党が一体どんなことをなし遂げて、皆さんにどんな政治の変化を与えて、参政党はやっぱり日本のためにやるんだと、静岡県のためになったと、そう思っていただければ、また支持も伸びると思うし、ぜひとも厳しい目で参政党を見ていただいて、ひとつの報道とか、週刊誌とか、そういうのには右往左往をせずに、ちゃんと我々を俯瞰して見ていただきたいというのは本当強く思う。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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