
静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑をめぐり、伊東市議会の百条委員会は7月18日、2回目の会合を開くことを決めました。一方の田久保市長は、18日に百条委員会に「回答書」を提出することを明らかにしました。
<東部総局 竹川知佳記者>
「午前11時半過ぎです。今、田久保市長が登庁しました」
7月17日に、2日ぶりに報道陣の前に姿を見せた田久保真紀市長。提出期限が18日午後に迫る「卒業証書などの書類の提出」について聞かれると…
<伊東市 田久保真紀市長>
「明日の提出期限に『回答書』の方をきちんと提出いたします」
百条委員会からの請求に対して「回答書」を提出すると明らかにしました。一方で「回答書」の内容について、卒業証書などの現物を提出するかどうかは明言を避けました。「回答書」を提出するとした田久保市長の対応を聞いた市議は…
<伊東市議会 杉本一彦市議>
「私たちが求めている肝心要の卒業証書は、今の段階だと持ってくる気がないという風に聞こえますけどね。まだ1日ありますから、しっかりと考えて頂いて、素直に提出いただくように願っているところです」
こうした中、百条委員会は、18日午後4時半から2回目の会合を開くことを決めました。
<伊東市議会 青木敬博副議長>
「書類が正式に出てくるでしょうから、それを見て答えたいと思います。また、あす百条委員会も開かれますので、その場で委員の皆にも情報を開示して、どういう判断になるかを仰ぎたいと思います」
百条委員会は、田久保市長が提出するとしている「回答書」を精査し、田久保市長に出頭を求めるかどうかなど、今後の対応について議論を進める方針です。