
2024年10月、浜松市で大型トラックで自転車の女性をはねて死亡させ、逃走した罪に問われている男の判決公判で、静岡地裁浜松支部は6月25日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。裁判官は「被告の過失は重大」と指摘しました。
判決を受けたのは、静岡県袋井市の無職の男(52)です。判決によりますと、被告の男は2024年10月、浜松市浜名区小松の交差点で大型トラックを運転中、横断歩道を渡っていた自転車をはねてそのまま逃走し、自転車に乗っていた25歳の女性を死亡させました。
25日の判決公判で、静岡地裁浜松支部の大村明菜裁判官は「運転者として基本的な注意義務を怠り、横断歩道を渡ろうとしていた被害者に衝突し、救護することなく走り去ったもので、被告の過失は重大」などと指摘しました。
一方で「事実を認め、二度と自動車を運転しない旨を誓約している」などとして、被告の男に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。