
静岡市が運行する自主運行バスで登録更新の手続き漏れにより、6月1日から17日までの間、登録の更新手続きを行わないまま運行を続け、運賃を徴収していたと発表しました。
静岡市によりますと、自主運行バスの両河内線と井川線の2路線は、道路運送法に基づく自家用有償旅客運送として、市が運行していますが、5月末に切れた登録の更新手続きを行わないまま、運行を続けていました。登録失効中に徴収した運賃は、862人分、総額10万700円に上るということです。
手続き漏れは6月17日午後、バス停の占用手続きを進める中で担当者が気づき、運賃徴収を停止しました。市では、再登録の申請を19日に行う予定で、登録が認められるまでの間は、無料でバスを運行するとしています。また、すでに徴収した運賃については、利用者からの申し出に基づいて返金するとのことです。
市では、担当者が異動で新たに業務を引き継いだものの、内容確認を怠ったと説明し、再発防止のため、引き継ぎルールの順守や業務スケジュール管理の徹底に取り組むとしています。