
空き家は木造2階建ての店舗兼住宅(延べ約165平方メートル)。飲食店が立ち並ぶ繁華街の一角にある。外壁の亀裂や木柱の腐食、窓ガラスの破損などがあり、倒壊の危険性が高まっているとして2017年4月に特定空き家に指定された。
近隣住民によると、十数年前から危険性が指摘され、最近も建物の一部が崩落したという。
市はこれまで、空き家対策特別措置法に基づき、所有者に対して指導や勧告を行った上で、建物を除去し、発生した破棄物を適正に処理するよう命令を出していたが、期限の3月21日までに措置が始まらなかったため、行政代執行に踏み切ることにしたという。
工期は1カ月ほどで、費用は所有者に請求する。