富士山背に桜色一面 静岡市清水区でサクラエビ天日干し

富士山が姿を見せる中、早朝から作業が行われたサクラエビの天日干し=1日午前、静岡市清水区 駿河湾で春漁が続くサクラエビの天日干しが1日、静岡市清水区蒲原の富士川河川敷で行われた。地元加工業者が細かな穴が開いたケースを振るうと、昨夜とれたばかりのサクラエビが花びらのように黒い網の上に舞い落ち、河川敷一面を桜色に染め上げた。
 春漁初日の4月2日は不安定な天候もあって約4・2トンの水揚げにとどまったが、25日には今季最多となる約36トンに上った。県桜えび漁業組合の実石正則組合長も「波の状況などで日ごとによって水揚げ量に差はあるが、ある程度はとれている」と手応えを語った。適水温からはまだ低い状態が続いているといい「もう少し上がれば群れの形成も良くなる」と今後に期待を示した。春漁は6月5日まで行われる。

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