少子化が進むなか…ランドセル売り上げが3倍!? 早くも商戦スタート「アドバイザー資格」で商品選びサポート 浜松の百貨店

新しい年度が始まって1か月足らずですが、早くも来年度のランドセル商戦がスタートです。浜松市の百貨店では4月24日から「ランドセルフェスティバル」が始まり、資格を持つアドバイザーが商品選びをサポートしています。

4月24日から浜松市の遠鉄百貨店で始まった「ランドセルフェスティバル」。過去最高となる900種類以上のランドセルが並んでいます。

新しい年度が始まったばかりですが、早くも2026年4月の入学に向けて家族連れが訪れていました。

<母親>
「ここのハートがいいんだよね。すごく楽しみだったんだよね。ランドセル買うの」
「光るところが安全でいいのと、小学校が家から遠いので、軽くて教科書入れてもきつくならないのがいい」

価格は、7万円ほどのものが人気だといいますが、中には10万円以上もするランドセルもあります。

そんな一生に一度の買い物をサポートするのは、ランドセルアドバイザーの資格をもつスタッフです。

<遠鉄百貨店 鈴木晴果さん>
「ベルトを伸ばすと…このポケットが延びる」

日本百貨店協会が認定する資格で遠鉄百貨店では、資格をとった28人のスタッフが一人一人の子どもの体にフィットした商品を提案します。少子化が進む中でもこうした取り組みを進めることで、遠鉄百貨店のランドセルの売り上げは2017年と比べて約3倍に伸びています。

アドバイスをしっかり聞きたいと、3回目の来店だという親子もいました。

<来店客>
「周りのお母様方から、早めじゃないとなくなるよと聞いて。男の子だが、早く来て、いろいろお話も聞いて。平日のほうがお話も聞けるかなと思って」

<母親>
「どう?軽い?」
<子ども>
「軽い」

ランドセルアドバイザーの鈴木さんに2025年の傾向を聞きました。

<遠鉄百貨店 鈴木さん>
「こちらは、近年人気が高まっているランドセルで、一番人気のものだと990グラム。1キロを切るランドセル。横にお花の飾りがついているので、かわいらしくて軽くて、女の子から人気が高いランドセルです」

ランドセルの重さは平均で1.2キロから1.3キロ。1キロ未満の軽い商品はまだ体が小さい新1年生の人気を集めています。また、女の子にはパステルカラーやリボンがついたものが人気です。一方、男の子に人気なのは―

<遠鉄百貨店 鈴木さん>
「こちらのランドセルは、ここが反射材の素材になっているので、暗い道でも車のライトをはね返してくれる」

暗い道でも安心な全方向に反射材がついたランドセルが注目されています。

<子ども>
「紫。濃い紫」
<母親>
「好きな色だね」
<子ども>
「軽かった」
<母親>
「20分、30分歩いて学校まで行くとなると、軽いのも重要視される」

<遠鉄百貨店 鈴木さん>
「ランドセル商戦が年々早まっているので、3月から5月がランドセル購入のピーク時期。ゴールデンウイークの時期が、ランドセルが1年の中で一番揃っている時期なので、下見だけでも一度見に来ていただけたらと思います」

遠鉄百貨店のランドセルフェスティバルは5月6日までです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1