静岡大情報学部が新入試導入 コンテスト実績、自己アピール動画などを審査

 静岡大は2027年度入試(26年実施)から、情報学部行動情報学科で、プログラミングや数学などのコンテストの成績に加え、自己アピール動画を取り入れた総合型選抜「アチーバー(達成者)人材入試」を始める。少子化が進む中、積極性の高い特色ある学生を確保する。入試にコンテストの実績や動画を導入する国立大は珍しいという。
 1次選抜は26年9月ごろに行い、募集人員は同学科約70人のうち若干名を予定する。指定コンテストの成績、英語検定試験TOEICや実用英語技能検定など外部の英語試験の成績と、自己アピール動画を審査する。2次選抜は10月ごろに口頭試問を含む面接を行う。
 コンテストは、同大情報学部主催の高校生探究・情報コンテストをはじめ、日本情報オリンピックや日本数学オリンピック、競技プログラミングの「AtCoder(アットコーダー)」など20を対象にした。
 同学科はICTスキルを身に付け、情報社会でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指している。情報学部の遊橋裕泰副学部長は「自分には可能性があると思う生徒に挑戦してもらいたい」と話した。

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