中学生がPC用ゲーム開発で最高賞 2つの全国コンテスト 三島の田口さん、販売も視野

賞状を手に笑顔を見せる田口さん=三島市役所 三島市の北上中2年の田口陽貴さんが、パソコン用ゲーム「エジプトのこおり屋さん」を開発した。作品は、中高生向けの二つの全国コンテストで最高賞を受賞。ゲームクリエーターを目指す田口さんはゲーム販売も視野に入れ「受賞できるとは思っていなかった。もっと面白いものにして、いろんな人に楽しんでほしい」と意気込む。
 作品は、太陽の光を避けながら氷を溶かさずに運ぶゲーム。エジプトの神々の力で太陽の位置を変えながらゴールを目指す。ゲーム開発ツール「UNITY」を使い、3~4カ月かけて約20ステージをつくった。
 作品はゲームクリエーター甲子園2024U―18総合大賞と、全国小中学生・全国高校プログラミング大会の中学生部門優秀賞を受賞した。プログラミング大会の審査員からは、高校生部門を含めてもトップの出来栄えで「作品として売り出したらどうか」と言われるほどの高評価だったという。
 田口さんは小学5年時のパソコンクラブでプログラミングに触れて興味を抱き、ゲーム開発に熱中した。長泉町のプログラミング教室に通うなどして技術を身に付けたという。友達などから「面白い」と言ってもらえた時がゲーム作りの醍醐味(だいごみ)で、思い通りに動作するコードを書けた時の喜びもひとしおという。

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