eスポーツプロ選手とプログラマー養成 全国初、藤枝に複合スクール グローバル人材輩出へ

開校した「eゲームプログラムカレッジ藤枝校」=藤枝市駅前 高度なゲームプログラミングをはじめ、eスポーツのプロを養成するスクール「eゲームプログラムカレッジ藤枝校」が23日、藤枝市駅前に開校した。eスポーツとゲームプログラミングの複合スクールは全国初の試みという。藤枝から全国、海外へeスポーツの普及と発展を目指す。

 藤枝をはじめ県内でまちおこし事業を展開する「未来共創パートナーズ」(藤枝市)とIT、ゲーム開発事業を手がける「ランパス」(東京都)、eスポーツの企画・運営の「ディブルビジア」(浜松市中央区)が主催する。eスポーツやeプログラミングを通じて将来の就職に役立つ知識と技術を得られる場所として、プロのプレーヤーやプログラマーの養成、就活サポートを行う。
 同校で開校式が行われ、校長を務めるディブルビジアの長田勇樹社長は「地元の若者が技術力や想像力、チームワークを身に付け、グローバルな舞台で活躍できる人材へと成長することを目指す」とあいさつ。藤枝の魅力発信や地域活性化につながる取り組みも実施すると説明した。スクール生で藤枝市立岡部中2年の今井彩雪さんは「ゲームは友だちと一緒に楽しんだり、競い合ったりする大切な時間。プレイするだけでなく作ってみることに挑戦したい」と抱負を語った。
 3社は今後、地方創生事業と部活動地域移行の受け皿として、オンラインでの受け入れも視野に、全国展開に向けて総合的なゲームのプロを育成する。
 未来共創パートナーズの牧田順三顧問は「藤枝に住みながら都内と海外の企業に就職できるような道筋となるスクールにしたい」と話した。
 

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