ETC障害の応急復旧が完了 静岡県内高速道、最大16カ所のICに影響

駿河湾沼津スマートICの出口付近で止まる車=6日、沼津市(写真の一部を加工しています) 6日未明から静岡など8都県の高速道路で起きた自動料金収受システム(ETC)の障害は7日午後2時、すべての料金所で応急復旧作業が完了した。中日本高速道路によると、今後本復旧に向けた作業を進めるという。
 同社は6日夜、7月実施予定の深夜料金見直しに伴い今月5日から実施したシステム改造が障害に影響した可能性があると説明したが、無関係だったことが7日に判明した。システムを改造前の状態に戻そうとしたが作動せず、現在は仮のプログラムで運用している。本復旧した後に原因を究明し、再びシステム改造に臨む。
 障害が発生している間、同社は料金所のETC専用レーンのバーを上げた状態にして、事後精算とする対応を取っていた。一部料金所では現在もバーが上がったままだが、全てのレーンで決済できるという。「安全に気を付けて料金所を通行してほしい」と呼びかけている。
 静岡県内では、東名高速道の御殿場、沼津、富士、清水インターチェンジ(IC)、足柄、駒門、愛鷹、富士川スマートIC、新東名高速道の新御殿場、長泉沼津、新富士、新清水、新静岡、清水いはらIC、駿河湾沼津スマートIC、東富士五湖道須走ICの最大16カ所に影響が及んだ。
 7日未明には、長野県内の料金所でもETCが使えなくなり、最大1都7県の17路線106カ所で障害が発生した。
 

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