もえぎ色の新茶、丁寧に初摘み 菊川のハウス茶園「順調に生育」 手揉保存会など

新芽を丁寧に摘み取る参加者=4日午前、菊川市半済 新茶シーズンの本格的な到来を前に、菊川市半済のハウス茶園で4日、新茶の初摘みが行われた。菊川茶手揉(もみ)保存会や市茶業協会、JA遠州夢咲などから12人が参加し、鮮やかなもえぎ色の新芽を丁寧に摘み取った。
 茶園を管理する宮城孝雄さん(78)によると、春先の気温が低く推移した一方で燃料費の高騰もあり、ストーブの火を入れたのは例年より遅めの2月下旬だった。「思ったよりも順調に生育して良かった。煎茶を飲む若い人が増えて農業全体が盛り上がってほしい」と話した。
 収穫した茶は保存会のメンバーが手もみで製茶し、7日に同市内で行われる茶祖・栄西禅師の供養祭で献茶する。

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