新茶シーズン到来告げる初取引 最高値1キロ88万円 “日本一”復活に正念場=静岡茶市場

新茶シーズンの到来を告げる初取引が4月18日朝、静岡市の静岡茶市場で行われました。最高値は1キロあたり88万円と、2025年も高値での取引となりました。

18日、新茶の初取引を迎えた静岡茶市場には、静岡県内の茶業関係者など約500人が集まりました。

2024年の夏の高温や秋ごろの雨不足などが生育に影響し、初日の取引量は528.5キロとやや低調な数字となりました。

最高値で取引されたのは、2024年と同じく静岡市清水区の両河内地区で栽培された「高嶺の香」で、1キロあたり88万円の値がつけられました。

<最高値の新茶を買い取った和田長治商店 和田夏樹社長>
「お茶屋さんにとって、8という数字が末広がりで縁起のいい数字となっている。なので今年は88という数字をつけました。きょう見た中で一番いいお茶だと感じたので、一番いいお茶になるような金額をつけたつもりです」

また、適正価格での取引を目的に今回から生産者が最低価格を決められる「入札取引」が試験的に導入され、2点の茶が落札されました。

静岡茶市場では、4月上旬頃に新茶の取引のピークを迎えるということです。
 

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