USBメモリー破棄やメール削除…後輩に嫌がらせ 静岡県、男性主任を停職6カ月 パワハラ6件認定

静岡県庁 静岡県は28日、後輩への嫌がらせ目的で職場に不正に侵入してUSBメモリーを廃棄して立件されたほか、パワーハラスメント6件が認定された浜松土木事務所の男性主任(30)を停職6カ月の懲戒処分とした。
 県によると、男性主任は昨年7月の勤務時間外に同事務所に他人の名前を使って侵入し、後輩の20代男性職員が使用していたUSB2本をごみ箱に捨てた。11月に逮捕・送検され、建造物侵入罪と器物損壊罪で罰金20万円の略式命令を受けた。
 男性主任は2022年8月から24年5月まで、この後輩に対し、不正ログインしてメールを削除したり、データベースのアクセス権限の削除や付与を繰り返したりした。起案文書の備考欄に「後輩職員は発達障害のため当日は除外」などと虚偽の文言を書き込んだほか、通販カタログを後輩の自宅に送りつけるなどしたという。
 県の聴取に男性主任は「仕事に対応してもらえず関係がギクシャクしていた」と嫌がらせを認めた。「人としてやってはいけないこと、公務員の信用を失墜する行為で、踏みとどまれなかったことを後悔している」と述べているという。配置転換して勤務は継続する見通し。

「静岡新聞DIGITAL」は静岡新聞社が提供するニュースサービスです。静岡県内の政治、経済、事件・事故から地域の話題、高校野球、Jリーグなどのスポーツの最新情報を伝えます。

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1