4月17日午後3時40分ごろ、静岡県東伊豆町で緊急速報を伝える「エリアメール」の誤送信がありました。震度7の地震が発生したとの内容で、その後、町はお詫びのメールを送信しました。
静岡県の賀茂危機管理庁舎で伊豆半島南部の1市5町の防災担当者を集めて、システムの取り扱い研修をしていたところ、誤って情報を送信したということです。誤って送信したメールには「緊急速報メール 東伊豆町震度7地震 地震が発令が発令されました。(静岡県東伊豆町防災課)」と記載されていました。
大手4社の携帯電話のエリアメールに送信され、東伊豆町内にいた人が受信したということです。
誤送信が起きた理由について、県は「システムについて講師が指導する最中に、定型文ではなく、自分で勝手に情報を入力して『送信』をクリックしてしまった参加者がいた」と説明しています。
東伊豆町は数分後にお詫びのメールを送信したほか、公式LINEや防災行政無線のスピーカーでお詫びしました。
東伊豆町防災課の職員は、緊急速報を受けた携帯電話の画面を見て「本当のメールなのか」と疑ったと振り返りました。「本当に地震が来るのかと身構えました。一瞬焦りました。町と違うところからの情報発信でしたが、町民に心配をかけました。このようなことが起きないように、町は確認をしっかりしたい」と話しました。
静岡県の担当者は「県の研修の中でやったことなので大変申し訳なかった。再発防止に努めます」とコメントしています。
