​<社会人野球>ヤマハが必勝祈願 新年の目標は「36年ぶり都市対抗優勝」 明大・高須(静岡高出)、高蔵寺高・芹沢、近大・野間ら強力新人加入

社会人野球のヤマハが1月5日、地元の浜松八幡宮で必勝祈願に臨んだ。
昨年は都市対抗大会3位、日本選手権優勝という好成績を収めた。新年はそれを上回る36年ぶりの都市対抗優勝と日本選手権連覇という目標を掲げる。

スローガンは「YAMAHA PRIDE」

今季のスローガンは「YAMAHA PRIDE(ヤマハ・プライド)」。
申原直樹監督は「ヤマハ野球部の一員として、自覚と誇りを持って戦う」と結束を呼びかけ、大本拓海主将(掛川西高出)も「去年は去年。今年はまだ何も成し遂げていない。圧倒的なチームを全員でつくっていきましょう」と仲間を鼓舞した。

今季加入の高須大雅投手(明大、静岡高出)、芹沢大地投手(愛知・高蔵寺高)、野間翔一郎外野手(近大)、勝間田礼琉アナライザー(国士舘大、静岡裾野リトルシニア出身)ら新戦力と、ドラフト解禁年を迎える梅田健太郎投手、森川凌内野手に意気込みを聞いた。

先発争いに食い込みたい

◇高須大雅投手
最速153㌔の大型右腕。静岡高3年夏の甲子園出場。明大3年春に最優秀防御率のタイトル獲得。4年秋はエースナンバーをつけたがコンディション不良で登板できなかった。磐田市にある実家はヤマハの練習拠点・豊岡球場から車で15分ほど。193㌢、98㌔。

「(チーム合流までは)投球フォームをもう一回つくり直すことと、トレーニングをじっくりやってきました。(昨秋負傷した)肩の痛みはないけれど、肩をかばうような投げ方になっていたので、下半身をしっかり使った、いい時の投げ方ができるように取り組んでいます。1年目から投げたい気持ちがあり、都市対抗で投げることを目標にしたい。(エースの)佐藤廉さんや梅田さんら、ヤマハにはいいピッチャーがいるので、先発陣に自分も入って競争できるように頑張ります。まずはチームの日本一に貢献すること。個人もレベルアップするために、自分に厳しくやっていきたいです」

直球中心で抑えられる投手に

◇芹沢大地投手
最速151㌔の直球が武器の左腕。高2夏ごろから注目され始め、高3夏の愛知大会で151㌔を計測。世代屈指の左腕として、NPBのほかメジャー・スカウトに評価されながらもプロ志望届は提出せず。社会人入りを選択した。184㌢、78㌔。

「野球に集中できる環境が整っていると感じて(社会人入りを)決めました。(志望届を出さなかったのは)ストレートだけで評価されているなと思うところがあり、変化球やフィールディングなど、自分にはまだ足りない部分が多いなと感じていたので。いきなりプロではないな、と。(昨年の)都市対抗は現地で1試合、日本選手権はライブで見て、佐藤廉さんはコントロールや変化球の精度、キレがすごいなと思いました。まずはしっかり、けがをしない体をつくり、1年目から少しでも実戦で投げられるようにしていけたらと思います。(将来の目標は)ストレート中心で抑えられるピッチャーになりたいです」

スピードと長打力で勝負

◇野間翔一郎外野手
大阪桐蔭高では3年春、夏の甲子園に出場。50㍍5秒8というスピードと長打力が武器で、大学4年秋の関西学生リーグで首位打者(32打数13安打、打率4割6厘)、ベストナインを獲得した。180㌢、83㌔。山口県出身。

「(ヤマハのような)強いチームで野球をやりたいと思っていました。同じ外野手を見てもすごい選手ばかりで、特にバッティングが印象的です。その中でも自分はスピードと長打を打てるバッティングに自信があるので、守備も含めて全体でアピールし、レギュラーで出たいです。いいスタートが切れるように、(大学野球引退後も)球場を借りたりボールを大量に購入したりして環境を整えて練習してきました。打つ、守る、走るの全てでチームに信頼してもらえるようになりたい。都市対抗、日本選手権など全国の舞台で個人タイトルを取れるくらいの活躍をして、チームの日本一に貢献したいです」

選手がイメージしやすい情報を

◇勝間田礼琉アナライザー
アナライザーとブルペン捕手の役目を担う。静岡裾野リトルシニア時代にはヤクルト・ドラフト1位の松下歩叶内野手(法大)、木本圭一内野手(明大)らとともに日本一を達成。神奈川・桐蔭学園高を経て国士舘大で主将を務めた。2024年までアナライザーを担った辻本一磨さん(飛龍高出)は選手引退後に任務に就いたが、アナライザーとしての採用はチーム初。

「選手としては大学で一区切りと思っていたので、国士舘大OBでヤマハの石野(雅之)コーチに声を掛けていただき、ぜひやりたいですと答えました。対戦相手のデータを取り、チームに持ち帰り、分析するのが役目。(昨季の)都市対抗は行ける試合は全部、現地に行きましたし、日本選手権は配信で見ていました。選手の立場で考えた時、イメージができる試合は入りやすいので、選手がやりやすいように『初見』がないように心がけていきたいです」

昨季、即戦力ルーキーとして活躍した梅田投手と森川内野手も意欲を新たに2年目に臨む。

◇梅田健太郎投手
「けがなく、年間を通じて投げることが目標。昨季は佐藤廉さんや(同学年で王子の)樋口新投手と比べても自分はイニングを食えていない。今季はイニングイーターになりたいです。ドラフトイヤーというのは経験したことがないので分からないですが、ちょっとは注目が増えると思うので、それ(注目)をプラスの力に変えていけるようにしたいです」

◇森川凌内野手
「(昨季は主にDH、今季は守備につく予定だが)去年もオープン戦や予選などで守る機会がありましたが、守った時の方が案外打てていたりしたので(心配していない)。ドラフト解禁年ですが、まずはチームの36年ぶり都市対抗優勝に向かって、チームに貢献することを第一に考えていきたい。年男なので、大暴れしたいです」

(編集局ニュースセンター・結城啓子)
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静岡新聞SBS有志による、”完全個人発信型コンテンツ”。既存の新聞・テレビ・ラジオでは報道しないネタから、偏愛する◯◯の話まで、ノンジャンルで取り上げます。読んでおくと、いつか何かの役に立つ……かも、しれません。お暇つぶしにどうぞ!

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