「やっぱり浦和レッズと言えば…」清水エスパルスのFW高橋利樹、古巣との一番に向け「高揚しているが冷静に。自分の力証明する」


清水エスパルスのFW高橋利樹選手が加入後6試合連続で先発し、2点を決めています。前節京都サンガ戦も失敗に終わったもののPKを獲得。守備の献身性も光ります。次節の相手は2カ月前まで所属していた浦和レッズ。「気持ちは高揚しているが、冷静に試合に挑む。自分の力を証明したい」と古巣相手に闘志を燃やしています。

FW高橋利樹「浦和の守備こじ開ける」

―前節は首位たたきの大きな1勝になった。
やっぱり京都は首位で落とせないということで球際のところを強く、激しく来るところはみんな想定内だった。その中でうまくボールを自分たちで持って、簡単に背後というところもうまく使えてた。そういったところは相手も嫌だったのかなと思う。

―PK失敗後のメンタルは。
決めれば一番良かったが、そのあとは切り替えて、次チャンスが来たら決めようっていうところでシフトチェンジした。そこまで引きずらなかった。自分の中でうまく消化しながら試合はできた。相手のキーパーの動きが見えて、逆を突けたのは分かったが、バーに当たってしまった。

―清水のユニホームを着て浦和と対戦する思いは
直近在籍したチームで、同じチームメイトとして戦ってきた仲間とまた試合できるというところで、自分の力を証明したいというのが1番。それと同時に、チームが10位以内に入っていくためには大切なゲーム。気持ちの部分はすごい高揚している。どれだけ冷静に試合に挑めるかというところ。そこはうまく自分の中でやっていきたい。

―親しかった選手は。
自分の同期で同級生の(金子)拓郎とか、(長沼)洋一とか。あとは松尾佑介とか(松本)泰志とかとよくご飯に行っていた。結構その4人、5人で、みんなで頑張ろうみたいな話をしてた。

―敵になって厄介な選手は。
サミュエルグスタフソンと、両ウイングのマテウスサヴィオと拓郎のところはやっぱり強力。自分と対峙するポジションではないが、警戒したい。

―浦和を一番知っている身として、戦い方は。
試合に応じて臨機応変にやるチーム。手堅く、極端に言えば1-0で勝ってくるようなチーム。守備が固く、ローディフェンスで手堅くやってくる。そのローディフェンスからのカウンター1発もある。前線に技術ある選手だったり、個が強い選手がいっぱいいる。取り切る力はあると思うので、そういうところは警戒しながら、個人としては守備をこじ開けていきたい。

―前節は後ろからのロングボールの競り合いにかなり勝っていた印象
競り合いは自分の中で得意で、相手の身長がそんなに高くなくて、ヘディングが得意な選手ではなかったっていうところもあるが、競り勝てるシーンは多かった。その前の試合は自分の中でタイミングが合わないシーンが続いて、それをうまく修正できた。

―アウェー席は赤く染まりそう。
やっぱり浦和といえば(サポーター)みたいなところはある。でも自分が点を取ってそのサポーターたちが静かになるところは狙いたいなと思う。
シズサカ シズサカ

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