意気込みを語ったFW高橋利樹選手(右)。左は清水の内藤直樹強化部長
清水エスパルスは今夏の新戦力として、浦和レッズのFW高橋利樹選手(27)を完全移籍で獲得しました。7月25日の練習からチームに合流しています。
高橋選手は8月6日の天皇杯4回戦サンフレッチェ広島戦から公式戦に出場できます。記者会見では「チャンスをもらった。チームのために点を取り、運動量で貢献したい」と抱負を語りました。
FW高橋「いいパスは必然的に出てくる」
―抱負を。
全力で取り組む。引き続きJ1でやれるチャンスをもらった。気持ちを新たにチームのために点を取り、運動量で貢献できるようにしたい。
―チームに合流して印象は。
いろいろな選手が話しかけてくれて、緊張はあったがいい雰囲気でできた。早くなじんでチームに溶け込めるようにしたい。
―自身が考えるストロングポイントは。
FWなので得点にはこだわっている。前線でのハードワークやポストプレー、背後に抜ける動きが得意。試合に応じて監督に求められるプレーをしたい。
―数字面の目標はあるか。
シーズン何点という目標は立てていない。出た試合で全部点を取るという気持ちで挑んでいる。
―清水エスパルスのサッカーの印象は。
フォーメーションを崩しながらやっている。ワントップでもツートップでも臨機応変に得意なプレーを出したい。
―どう特長を生かすイメージしているか。
前線からのハードワークやクロスからの得点。エスパルスにはすごくいいサイドハーフがいる。そのボールに対してゴールまで飛び込むプレーをしたい。シャドーには乾(貴士)選手、(中原)輝君=J3熊本で一緒にプレー=、快(松崎、J1浦和で一緒にプレー、同い年)がいて、いいパスは必然的に出てくると思う。いい動き出しで反応してゴールに直結するプレーをしたい。
―完全移籍は大きな決断。
反町さん(反町康治ゼネラルマネジャー)と内藤さん(内藤直樹強化部長)とお話をさせてもらい、自分が活躍できるチームだと感じた。自分がやりたいプレーと求められているプレーが一致した。そこが決め手。
<内藤直樹強化部長の話>
「DFの背後を狙う動きやポストプレー、クロスに飛び込んで点を取れる。過酷な夏場を乗り切り、目標順位を達成するために来てもらった」
<秋葉忠宏監督の話>
「今チームにいないタイプ。(元日本代表FWの)巻誠一郎みたいなイメージ。前線で汚れ役ができてシュートのバリエーションもたくさんある。アクセントになってくれる選手で、また競争力が上がる」