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静岡新聞運動部

清水エスパルスと東海大翔洋高が練習試合!注目ルーキーFW郡司璃来の2ゴールに秋葉監督は「素晴らしい」

システムは4−4−2採用

スタンドを埋めたサポーターの前でプレーする選手


J2清水は14日、練習場の三保グラウンドで今季初めての練習試合に臨んだ。東海大翔洋高と30分ハーフで行い、1本目2−0、2本目4−0で勝利した。

清水は4−4−2のシステムを採用。清水ユースの4選手も加えてメンバー構成した。

1本目は成岡、中村のダブルボランチ

1本目はGKに権田と沖が交代で入り、DFは右から北爪、高橋、蓮川、山原が並んだ。中盤は成岡と中村がボランチを組み、右サイドにユースの小竹、左サイドに安藤が入った。2トップは北川とユースの田代が組んだ。

1本目6分、DF山原のクロスをFW北川が落とし、中村が流し込んで先制。28分には山原の直接FKの跳ね返りにDF北爪が詰めて加点した。

清水の中村(中央左)が先制点を決める

1本目でキャプテンマークを巻いてプレーする北川

2本目の2トップは郡司、矢島

2本目はGKに阿部、梅田、猪越が交代で入り、DFは右から原、住吉、菊地、吉田が並んだ。中盤は宮本とユースの矢田がボランチを組み、右サイドにユースの西原、左サイドに川本が入った。2トップは郡司と矢島が組んだ。

2本目2分、左CKからMF矢島のキックにFW郡司が頭で合わせ、3点目。4分には左CKをショートコーナーで始めた矢島がDF吉田を経由して蹴り込み、4点目。9分には右CKから再び矢島のキックを郡司が頭で流し込み、5点目。仕上げは22分、左CKからのこぼれ球をDF原が沈めた。

練習試合は一般に公開され、約1000人(クラブ発表)が初実戦となった選手たちのプレーを見つめた。

左CKを頭で合わせてチーム3得点目を挙げる清水の郡司

右CKから自身2点目を決める清水の郡司(中央奥)

2本目でキャプテンマークを巻き、チーム6点目を決める清水の原

<FW北川航也>

ー1本目でキャプテンマークを巻いた。
「キャプテンだからといって何かをするわけではなく自分のできることをしっかりやること。キャプテンでなかったとしても皆を引っ張っていければ。そういう姿勢を日々のトレーニングで出していければ」

ー今日のチームでのテーマは。
「距離感、切り替え、コミュニケーション、けがをしないことがテーマだった。連係の部分でまだうまくいかないところは、あって当然。切り替えの部分は多少遅かったりしたので、トレーニングの中で意識していきたい」

<2得点のFW郡司璃来>

ー得点を振り返って。
「(1点目は)入り方は決まっていなかったが、ニアに走り込んだら良いボールが来たので、良い当て方ができた。(2点目はニアに入って)逆サイドに流し込むイメージだった。(狙い通りになったのは)たまたまです」

ー幸先の良いスタートになった。
「FWで出る以上は結果を残さないといけない。まだ走らなければいけないところがあるので、そういうところは改善しないと」

<秋葉忠宏監督>

ー郡司について。
「点を取ったところは本当に素晴らしいなと。ただ攻撃のところでもう少しアクションを起こすとか運動量を増やすとか、がむしゃらさが欲しかった」

ー今日の試合を振り返って。
「新しい選手が良さをすごく出してくれたと思うので、あとはその良さを互いに知っていって、良さを引き出し合えるところまでいってくれれば。

まだ強いシュートやロングキックを練習で蹴っていなかったので、そこは禁止していた。それでもたくさんのサポーターがいたから、選手たちも(気合が入って)長いシュートを打ってしまったと思う」

ー1本目は北川、2本目は原がキャプテンマークを巻いた。
「いろんな人に巻かせようと思っている。その中で誰が良いかを見極めて主将、副主将は決めていきたい」
シズサカ シズサカ

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