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静岡新聞運動部

清水エスパルス、レイラック滋賀との練習試合で“7−0” 乾、北川、西澤らの華麗なシュートで圧倒

システムは3本とも4−4−2

1点目につながるシュートを放ったカルリーニョス(右)とゴールを決めた宮本が喜び合う


J2清水は23日、三保グラウンドでJFLレイラック滋賀と練習試合(30分×3本)を行った。ユース出身の選手たちの活躍が目立ち、3本合計7−0と大勝した。

システムは3本通じて4−4−2を採用。1本目はGKが権田、DFは右から原、住吉、蓮川、吉田と並んだ。中盤は宮本と成岡がボランチを組み、サイドには右に安藤、左にカルリーニョスが入った。2トップは郡司と乾が務めた。キャプテンマークはカルリーニョスが巻いた。

1本目11分、CKの流れから今季初実戦のカルリーニョスがゴール左でシュートを放ち、こぼれに宮本が合わせて先手を取った。その後は得点にはつながらなかったものの、右サイドバックの原のフィードから成岡、安藤が決定機を迎えた。

乾が技ありループ

2本目はGKを沖に変えて開始。2分、乾が華麗な技術を見せる。ペナルティーエリア手前中央から相手GKの頭上を抜くループシュートを沈め、加点。1分後には乾のパスを受けた安藤が流し込み、チーム3得点目を挙げた。

鮮やかなループシュートを決める乾


17分にGKを除くメンバーを総入れ替え。DFは右から北爪、高橋、菊地、山原が並んだ。中盤は中村とユースの矢田がボランチを組み、サイドには右にユースの西原、左に西澤が入った。2トップは北川と川本が務めた。20分にはGKが沖から梅田に代わった。

西澤ー北川のユース同期のホットラインつながる

30分、西澤のパスをゴール右で受けた北川が鋭い切り返しで相手をかわすと、左足で流し込み4点目。ユース同期のホットラインで加点した。

キレのある動きでゴールを挙げた北川


3本目は矢田に代わって矢島がボランチに入った。西原に代わってユースの小竹が入り、中盤左サイドへ。左の西澤が右に移った。

15分、左の小竹のクロスを逆サイドで西澤がダイレクトで合わせ、追加点。22分には川本が中央から流し込み、27分には小竹も続いてゴールラッシュを締めくくった。

ダイレクトボレーを決める西澤

秋葉忠宏監督のコメント

ー試合を振り返って
去年からやっている選手がいるのでスムーズだなというのが第一印象。我々の戦う上での原則やプレーモデルは去年から継続していて、今年入ってきた選手にも(去年いた)選手が伝えてくれている。あとは若い選手が増えて、野心的でギラギラしているので、僕にとってはフレッシュで良いなと思っている。

ー課題は
よりフィニッシュの精度にこだわること。勝負強さも意識しながらやっていきたい。

ーユース出身の選手が活躍した
育成からそれだけ良い選手が上がってきているということ。伸びしろを感じているので今後が楽しみ。
シズサカ シズサカ

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