ジュビロ磐田と藤枝MYFCが対戦する今季公式戦2度目の「蒼藤決戦」が9月20日、藤枝総合運動公園サッカー場で午後1時55分から行われます。磐田は古巣との対戦となる渡辺りょう選手の2戦連発が期待されます。2022年7月から1年間、藤枝に所属していた渡辺選手は、かつてのホームスタジアムでの試合に意欲を高めています。
FW渡辺りょう「自分のプレーをすることが一番の恩返し」
ー9月16日の全体練習は少し早めに終えました。
多分スタッフがコントロールしてくれたと思うので。多分1年ぶりぐらいに公式戦フル出場したので、そこは僕自身もタフにならなきゃいけないというところを改めて痛感したので。残り試合は少ないですけど、もっともっとコンディションを上げていけるなと思います。
-フル出場は2024年8月の鹿島アントラーズ戦以来でした。
そうですよね、1年ちょっとぶりぐらいなんで。昨日、おとといはちょっと体もやばかったですけど、何とか週末に向けては。
-そういうとき、一夜明けると体はどんな感じになりますか。
一夜明けると体バキバキなんで、もうふくらはぎ、ハム、背中も至る所がつっていたので、その代償というところはありましたけど、でもそこは2日オフがしっかりあったので、しっかりと体をトリートメントして今日に向けて準備したので、あとは明日しっかり準備してというところで、週末に向けていい準備をすればいいかなと思います。
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-9月13日のFC今治戦は後半13分に得点しました。これまでだと交代するような時間帯でした。
結構あの時間帯でも足を気にしている選手が多くて、なんか珍しいなと思っていたので。あとはああいうボールを追えば何か起きるかなと思っていたので。それで相手との駆け引きもうまくあって相手がミスしてくれたので、結果的にはラッキーでしたけど、それ以外のところ、攻撃を含めてやっぱりもうちょっと自分たちの質を上げていかなきゃいけないなっていうのはすごい感じたので、そこは向き合っていかなければいけないかなと思います。
-駆け引きしていたのはよくわかりました。
(相手がパスを)下げる前にもう1枚近くにいて、そっちの方からあからさまに行くとやっぱり簡単にバックパスされるので、ちょっと左から行って、ちょっと右行けるかなっていうのを相手に警戒させつつ下げてくれたらいいな、そのままもう1回追えばいいかなと思ったので、その中で相手がミスしてくれたのでラッキーだったかなという印象です。
-ああいう駆け引きはやっぱりうまいなと思いました。
いや、ラッキーです。
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-攻撃陣はまだけが人が多く、藤枝戦も長い時間の出場が求められそうです。
でもあまりそこは考えすぎずに、やっぱり自分ができることっていうのは最初から追いかけまくって走ってっていうところで、チームの流れを持ってくることが自分の役割だと思うので、その結果90分出続けられるっていうことは嬉しいですけど、90分出場するからっていうことを先に考えると、やっぱりプレーのリズムも自分としては難しくなっちゃうんで、そこはあまり深く考えすぎずにいければいいかなと思います。
-藤枝戦は午後1時55分試合開始です。
例年暑い期間が長くなっている中で、この試合だけ2時って、次はまた19時じゃないすか。選手もやっぱりダメージを負いますし、見に来るサポーターの方もかなりダメージを受けると思うので、そこは選手だけじゃなくて全ての人を守るためにももうちょっとうまく調整してくれれば嬉しかったですけど。
でも決まったものはしょうがないので。その中で今日も午前練で、ちょっと暑さに慣れるっていう意味もあると思うので、その中でも走り切って戦わないといけないと思うので、そこは忘れずに準備すればいいかなと思います。
-今のところ当日は雨予報です。
みたいですね。金曜がちょっと気温が下がるっていうところらしいんですけど、それは結果論みたいな。来年からシーズンが変わっちゃうんであれですけど。どういったコンディションでもしっかりと自分たちの実力を出せるように準備をすることが大事かなと思います。
-渡辺選手にとって藤枝のスタジアムはどんな場所ですか。
スタジアム自体もかなり素晴らしいですし、席も増設されてかなり迫力のあるスタジアムになったと思うので。席が増えてから僕はピッチに立ってはいないので、そこに立てる、プレーできるチャンスがあるっていうのはすごい楽しみです。
やっぱりジュビロのユニフォームを着て、あそこのスタジアムに立てるっていうのは自分の中では感慨深いものが、当時からしたら全く考えられなかったのでそういう思いもありますけど、やっぱりしっかりとピッチの上で自分が自分のプレーを表現することが一番の恩返しじゃないですけど。そんなに意識してはないので、しっかりといい準備をして試合を迎えられればなと思います。
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-藤枝は矢村選手が復帰し、浅倉選手も躍動しています。ただ昇降格をあまり意識しなくていい順位にいます。
順位は藤枝もちょっと難しいところもあると思いますけど、やっぱりいいチームだし、いい選手が揃っているので、波があるかもしれないですけど、やっぱり波に乗ると実力ある選手もいますし、ヤム(矢村選手)も帰ってきてまたチームの方向性も含めてしっかり戻ったと思うので、そういう相手に対して自分たちがどういうメンタリティーで戦っていけるかだと思うので、ちょっと変にリスペクトしすぎずにしっかりと相手を分析して自分たちの特徴を出せば勝つチャンスは大いにあるかなと思います。
-磐田は攻撃的なチームとの対戦は今季相性がいいです。
やりやすい部分もありますけど、水戸戦で言うと1失点していたりとか、その相手に対してゼロで、なおかつ自分たちが複数得点で勝つっていうところは次の課題というところもあると思うので。
もちろん攻撃的なチームで結構オープンな展開に早い時間からなるのかもしれないですけど、そこでバタバタせずにしっかりと粘り強く戦っていけばこの間の試合のように必ずチャンスがあると思うので、そういったところを切らさずにいければいいかなと思います。
-ここからは勝ち点の積み上げも意識したいところです。
この間の試合も最後3バックで陸(森岡選手)、エビ(上夷選手)を入れて、なにがなんでも勝ち点3を取らないといけないというメッセージを監督から感じたので、試合の中で選手が臨機応変に対応して、戦い方も柔軟にしていかないといけないと思うので、本当にここから先も勝ち点3だけだと思うので、やっぱりその思いっていうのをみんな持っていると思いますけど、さっきも言いましたけどそれはピッチの上で僕らが表現し続けなければいけないかなと思います。
-3試合連続無失点はチームとしての成長をどのように感じていますか。
今年は勝っていても失点が多かったという試合が多かったので、失点の癖じゃないとは思いますけど、やっぱりそういうのをなくさなきゃいけないっていうのがずっとありました。
ただそれを残り10試合を迎えた中でちょっとずつ積み重ねてこれているというのはすごい大きいと思うので、それはキーパー始め後ろが体を張って失点を防いでくれているので、それに応えられるように僕らはもっともっと点を取れるようにしたいと思います。
-全体の守備意識は高くなっていますか。
そうですね、夏場過ぎて以降かな。大敗した時期を経て、コンパクトかつコレクティブにっていうところはジョン(ハッチンソン監督)もかなり言っていたので、そこの意識というのはクリーンシートに繋がってるのかなと思います。