
ジュビロ磐田は8月10日、福島県いわき市のハワイアンズスタジアムいわきで、いわきFCと対戦します。前節8月2日のブラウブリッツ秋田戦の大敗を受け、ジョン・ハッチンソン監督は先発メンバーの再構成を示唆しています。これまでも大敗や連敗後は思いきった選手変更を行い、流れを変えてきました。
FW渡辺りょう「夏、苦手意識ない」
-前回の敗戦を受けて修正ポイントなどは。ちょっと言葉を選ぶのが難しいんですけど、受け入れて立て直さないと僕らが目指しているところに行けないので。その現実というのをしっかりと突きつけられた試合だと思いますし、1人1人が本当にどれだけそれを受け止めて、こういう練習、日々の中からそれと向き合って、試合へどれだけいい準備ができるかだと思う。
こういう悪いときこそ、結果が出ないとどうしても難しい空気になってしまうと思うんですけど、それをもう一度立て直さないといけないですし、あと14試合というよりは、本当に目の前の1試合でどれだけ自分たちが勝ち点を欲しがって、その勝ち点を取れるかというところだと思うので、そういったところをもう1回しっかりと整理してチームで臨んでいかなければいけないかなと思います。

-秋田戦の反省点は。
セットプレーというのは一つありますし、それ以外でも自分たちの多分メンタル的なところというのが大きく左右されたと思います。先制して自分たちがボールを握る展開でみんな進めようとは思っていましたけど、やっぱりどうしても長いボールが多くなって、相手の得意とするような形で戦ってしまったと思います。
-試合中の修正能力という課題は改善できていない。
もうそこが足りていないのでこういう結果になったと思いますし、あとはチームとして優位性を見つけて、うまくボールを運ぼうというところを言われていた中で、そこをうまく共有できずにどうしても各駅のパスだったりとか。
逆に得点シーンは、一個飛ばしてサイドチェンジしていい形で入るべきところに人が入ってという形でした。ああいう回数というのは増やしていかないと僕たちが目指しているところというのはできないと思います。そのためにハードワークしなければいけないので、そこを忘れずにやり続けるしかないと思います。
-守備面でも貢献してきましたが、夏は得意ですか。
別に特にそんな苦手意識はないですね。ただスタッツを見ても相手より走れていないので、それでは勝てないので、そこを受け止めて自分たちはやり続けなければいけないかなと思います。
MFグスタボシルバ「スタメンの準備できている」

-Jリーグデビューを果たした8月2日のブラウブリッツ秋田戦の振り返りを。
まず自分のデビュー戦だったというところも含めて、ホームでやっぱり勝ちたい試合だったので、悲しい気持ちはすごくありました。チームとして、ホームである以上はああいった結果で終わったらダメだと思いますし、自分のデビューと重なったところもあって、デビュー戦を勝利で飾りたい気持ちもあったので、残念な気持ちはあったんですけど、改めて日本に来て、ジュビロからプレーをする機会を与えていただいて、デビューすることはすごく嬉しいことでした。
ああいった結果になってしまったんですけど、自分が自分の居場所を見つけるためには日々の練習がすごく大事になってくると思うので、日々の練習をしっかり大事にしながら、またこれからしっかり結果を出していけるように、さらに良くできるように頑張っていければと思っています。
-自身のプレーの評価は。
自分のプレーのところではしっかり持ち味は出せたと思いますし、自分の持ち味はドリブルや、スピード、ゴール前に顔を出すプレーだと思っているので、そういったところは自分の中ではある程度は評価できるかなと思っています。僕は日本に来てまだ1カ月ぐらいで、日本に来る前に少しプレーをしてない時期があったので、そこも含めて考えるといいデビュー戦だったのかなと思います。
ただ自分としては、仮に例えば前の試合でゴールを決めていたとしても、そこで満足するわけではありません。ここから先、日々の練習をしっかり大事にして、チームメートの良さもしっかり分かった上で、練習を積んでいけばさらに自信を持っていいプレーができるのかなと思っているので、さらに良くできるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。
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-秋田戦はトップ下でプレーした。
トップ下みたいなポジションで出たんですけど、ブラジルにいたときもワイドだったりトップ下だったり、どちらもプレーはしていたので、自分のポジションじゃないところでプレーしたという感覚はなくて、実際練習でもトップ下で練習していたりするときもありますし、ワイドでもトップ下でも自分がプレーできる選手だと思っているので、ああいったポジションで起用してもらえたのは自分でもうれしいと思っています。
-コンディション的に先発でもいけそうか。
ブラジルでは1週間に2、3試合あるような間隔でプレーをしていたところもあったので、こっちに来てからは週1回の試合というところで、自分がスタメンでできる準備はできていると思います。
もちろんコンディションのところが100パーセントとはまだ言えないんですけど、そういった準備はできていると思うので、もちろんそこの部分も含めて、よりコンディションをよくしていったり、試合勘のところ、テクニックのところもうまく日々の練習で良くしていきながら、また起用されたときは結果で応えられるように頑張れればと思います。
-磐田では前線の守備も大事になってくる。
最近のフットボールで攻撃だけでいい選手なんて存在しないと自分は思っていますし、ブラジルでも前線の選手がしっかりプレスをかけて、チームを助けながら攻撃でも違いを見せるというところは自分がやってきたところでもあるので、今言われた質問に対しては僕はできると思ってます。
チームのやり方もしっかり徐々に練習でつかんでいきながらにはなるんですけど、そういったところをうまく見せることができたらなと思います。
フィジカルコンディションのところでもう一つ付け加えるとしたら、今日本の暑さにも正直慣れようとして頑張っているところで、正直ブラジルでここまで暑い中で練習したことはあまりなかったんですけど、ただここもネガティブに捉えるのではなくて、逆に今試合がナイトゲームが多いというところで、この暑さに慣れることができれば、ナイトゲームでさらに持ち味を出せると思うので、そういったところも含めてしっかり日本のサッカー、日本の気候にも順応した上でいいプレーが見せることができたらなと思います。
-初の海外移籍で外国人枠というのは初めての経験だと思うんですけど、その競争については。
自分にとっても新しい経験で、こっちに来てから外国人枠の話も聞いて、4人しか(試合に)行けないというところで、自分としてはサッカー選手としてその枠から漏れるということにはなりたくない気持ちはあります。
ただ今いる外国人の選手たちもみんな選手としてお互いをリスペクトしていますし、そういったところはお互いリスペクトを持ちながら日々の練習を積んで、自分の居場所をしっかり見つけていくということが大事だと思っています。なのでまずは新しく来た身としては、自分の持ち味をしっかり見せながら4枠に入れるように頑張っていくだけなのかなと思っています。
-いわき戦に向けて。
いわき戦に関して言えば、自分たちが欲しているものは勝利だけだと思います。勝利をつかむためには日々の練習が大事になってくると思うので、そこをしっかりうまくチームとして準備をしながら、ミーティングでジョン(ハッチンソン監督)が言ってくれたことは、自分たちには改善しないと駄目なことがあるのは間違いなくて、そこをうまく自分たちが消化した上で練習を積んで、いわきの地に行って勝ちをつかむことができればと思っているので、まずそこにフォーカスしながら勝ちを持って帰れるように頑張っていきたいです。