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ジュビロ磐田は5月17日、ホームのヤマハスタジアムでいわきFCと対戦し、2-0と勝って3連勝を果たしました。先発したGK三浦龍輝選手が負傷退場するアクシデントも、代わって入った元日本代表GK川島永嗣選手がベテランらしくチームをもり立てたほか、DF江崎巧朗選手とともに先制点に絡みました。守備でも磐田の倍以上となる12本のシュートを打たれながら、2試合連続無失点勝利に繋げました。
川島永嗣選手
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-3月9日のカターレ富山戦以来の出場となりました。
別に入るときは特別な感情とかはなく、自分の仕事をすることだけ考えて入りました。
-シーズンが始まってから2カ月以上も試合に出なかった経験は過去にありましたか。
ないですね。あまりないと思います。
-その期間を振り返って。
選手は試合に出られない時期はいつでもつらいですし、やっぱりピッチの上で自分のトップパフォーマンスを見せるために日々プレーしていますし、そういった意味で簡単な時間ではなかったです。ただやはり選手である以上、今日みたいにいつチャンスが来るか分からないですし、自分が若い選手に「しっかり準備しておけよ」と言っている以上、自分がやっぱり一番しなければいけないので(笑)。そういった意味では今日、途中から出てしっかり結果に繋げることができてよかったですし、他の選手にとって、それがプラスになればいいのかなと思います。
-先制点の起点になりました。
今週の練習から意識していたところで、自分だけでなくチームとして意識していたところで、しっかり今日ゲームが始まった中でも見ていたので、入ったらこうしようかなと考えていたので、そこは落ち着いてやれたかなと思います。
-前半の最後の危ない場面も体を張って防ぎました。
今日はチームが勝つことが一番だと思っていましたし、入った直後は0対0だったので、まずアクシデントがあった中でチームを落ち着かせることと、ゲーム自体はしっかりコントロールしていかなければいけないなというのは考えていました。
-チームとしては2試合連続無失点で勝利しました。
自分たちが守備の時間帯もしっかり意思統一をして、プレッシャーに行くところだったりとか、カバーするところもできていますし。ただ、まだまだ精度を上げていかなければいけない部分というのもあるので、もちろん結果が続いているというのはもちろんいいことですけど、やっぱり自分たちが上に行くために、よりその精度とか、そういう部分を結果を含めた中で上げていきたいなと思います。
-地元の小学生3千人が一斉観戦しました。
スタジアムの雰囲気というのも、やっぱりエネルギーが全然違いましたし、ちょうどベンチで去年、追加得点を決めたレオ(レオゴメス選手)と話をしていたので、またああいう形で子どもたちがこういう試合を見て、夢を持ってくれたらいいなというふうに思いますし、またジュビロ磐田が、磐田の子どもたちにとって希望であり続けることを示せたのかなと思います。
-川島選手もいろいろなクラブでこのような事業を経験されてきましたか。
小学生をたくさん呼ぶというのはないですけど、ただ地元に密着して、いろいな活動を行っていくというのはヨーロッパでは普通ですし、やはり地元の人たちだったりとか、子供たちがあってのクラブだと思うので、そういった意味でもちろん結果もそうですし、やっぱりプレーしている姿で、磐田だったり浜松の人だったり、ジュビロ磐田を応援する人たちが少しでも元気になったり、勇気を持てるようなクラブになるために、自分たちのプレーを続けていけばいいんじゃないかなと思います。
-次節以降に向けては。
アウェーでは厳しい戦いが続いていますし、そういった意味でこの3連勝というのは自分たちが心を浮かさず、しっかり地に足つけて次の試合に向かいたいなと思いますし、ルヴァンもあるのでしっかり自分たち自身でまた自信を持って、次に繋げていきたいなと思います。
江崎巧朗選手

-2試合連続で0に抑えました。
0に抑えるというのは意識してきたので、2試合連続で0に抑えられたことで良い傾向にあると思います。
-三浦龍輝選手のアクシデントもありました。
誰が出てもパワーは変わらないし、いろいろ変化があるので、その中で永嗣さん(川島選手)が入って、また違う気持ち的なところですごいパワーを持って入ってきたので、本当にうまく試合に入ってくれたので、自分たちもスムーズにプレーできたなと思います。
-金子大毅選手の先制点につながった縦パスを角昂志郎選手に送りました。
あそこで背後を取って、枚数をかけて、何人かゴール前まで入っていって、シンプルにクロスを上げてシュートという、そういうのシンプルな攻撃は結構相手の対応が難しいと思うので、そういった迫力も含めて今日はあったと思うのでよかったと思います。
-2試合無失点で抑えました。守備面で何が良くなってきていますか。
全体として守備の意識が高くなって、間を通されないとか、間を通されたらしっかり戻して前向きに守備する。あとはボールにプレッシャーをかけるところと、サイドに追い込んでそこから狙いどころを決めてみたいな、そういう割とはっきりして上手く対応できているからこそ、簡単にやられていないのかなと思います。
-強い風の影響で配球もいつもと違いましたか。
風もあったので、なるべく相手の背後に落とすようなボールを蹴って、処理が難しいようなボールを蹴って、そこから取られても前向きで守備してどんどん厚みのあるような、切り替えも早く意識してやれたかなと思います。
-ロングパスと繫ぐパスのバランスは。
背後をただ蹴るだけになってしまったシーンもあったんですけど、背後を狙って通ったシーンだったり、手前をうまく使い出したりとか、そこの使い分けというところは、今日はチームとしては割とよかったのかなという感覚はあるんですけど。そこはミーティングで話を聞いて改善してやっていきたいと思います。
-スタンドの小学生のパワーは感じていましたか。
純粋にいいプレーが出たら盛り上がって、それで選手としても気持ちが高まって、そうやって何かいい雰囲気でプレーできたというのは、今日はもう絶対に勝利に繋がった歓声だったと思うので、本当に小学生のパワーに感謝しています。
-試合が終わった瞬間、バックスタンドの小学生に向かってガッツポーズしていました。
そうですね、小学生のところに、今日はみんなでありがとうっていう意味を込めて、しっかり歓声に応えようというのもあったので、試合が終わったらまず、と思っていました。