ジュビロ磐田、次節は強敵・いわきFCと対戦 3連勝へ向けハッチンソン監督がコメント


ジュビロ磐田は5月17日、ホームのヤマハスタジアムでいわきFCと対戦します。今季2度目の3連勝を狙う磐田ですが、いわきは4月29日の第12節で現在2位のRB大宮アルディージャを下すなど、6戦負けなしと調子を上げています。チームの状態、試合のポイントなどをジョン・ハッチンソン監督に聞きました。

ジョン・ハッチンソン監督


-前節は藤枝MYFCとの蒼藤決戦を制しました。週明けに選手へ伝えたことは。

特に守備のところをビデオで確認したんですけど、より崩されないというところを強調しました。この前の試合はクリーンシートできましたが、さらに崩されないというところで。そうすればボールを持つ時間が増えて、ポゼッションができて、ゴールを決めるチャンスもできるのでディフェンスに集中します。

-ゴールキーパーを今季3人使っていますが、変える基準のようなところはどんなところですか。
フィールドプレーヤーと一緒で、調子や原則、チームとして成し遂げたいこと、チームとしてどうしたいかというところに関わります。例えば自信や調子が落ちたところで変わることもあるんですけど、フィールドと一緒でキーパーに対して期待していることができるかというのが大事です。今本当にいい競争が生まれているので、キーパーのグループに関して非常に満足しています。

現時点では三浦龍輝がファーストチョイスですが、非常に良いパフォーマンスができていると思っています。ただここから彼がその座を維持できるのかというところで、他の3人も龍輝を脅かすように頑張っているので、良い競争が生まれています。キーパー全体に関してもここまで非常によくできていて、切磋琢磨できていると思いますしこのまま続けていってほしいです。

調子や自信、そしてチームの調子にもよりますが、そこはフィールド選手と同じです。自信や調子に影響があって落ちているのであれば変えどきなので、そこはフィールド選手もキーパーも一緒だと思います。

-次戦対戦するいわきFCの印象は
フィジカル的に素晴らしいチームですし、またダイレクトに攻めてくる。走ってくる選手もいるし、クロスで危険な状況を作るところでそういったプランがあるんだろうなと思っています。あのセットプレーも非常に強力ですし、手を焼く相手かなと思っています。今シーズンは結果こそ出ていないものの、相手に対して非常に手ごわいチームになっていると見ているので、我々もベストな調子でなければやられると思っています。気を抜いた瞬間にやられるのは今シーズン何度も見ているので、タフな試合になると思っています。

毎週毎週違う相手であったり、違う形で対峙することにはなっていますが、いかに自分たちの試合に持っていって、さらにこの精度を上げていけるか、そして相手の強みを消せるかというところだと思います。

-ここ数試合は縦に速くという意識も強めています。
相手次第だと思っていて。ただ、なかなか足元であったり、間につける、外回りするというところに固執してしまって、裏を忘れてしまっているところもありました。選手の視野を広げてあげることや、相手がどうプレスしてくるかというのも大事だと思っていて。

例えばうちのコートに入ってきて、10人でプレスをかけてくる。じゃあ裏空いているよねというところで、うちの武器やスピードを生かすためにそこを使うというところ。確かにここ数試合はダイレクトに攻めることも増えてはいますが、常に相手がどう来るかによって間をつけて、外に回ったりということもあるので、複数の脅威や選択肢を作るということを意識しながらやっています。

いわきも必ず強く来るので、それに対して相手コートでどれだけプレーできるかというところだと思います。
シズサカ シズサカ

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