ジュビロ磐田、藤枝MYFCとの蒼藤決戦へ。ジョン・ハッチンソン監督にインタビュー

未勝利だった4月が終わり、月が変わって調子を上げてきたジュビロ磐田。5月3日のFC今治戦は3-3のドロー。前節5月6日のコンサドーレ札幌戦で7試合ぶり勝利を挙げました。このまま反撃ののろしを上げられるか。藤枝MYFCとの蒼藤決戦(5月11日、ヤマハスタジアム)を前に、ジョン・ハッチンソン監督に語ってもらいました。
-今治戦、札幌戦とロングボールを使った攻撃も効果的だった。
予想しやすいチームになってしまっていたと思います。札幌戦の開始直後のゴールを見ても、こちらの陣地に向けて思い切りプレスをかけてきている。そこの裏にスペースが生まれるんだったら、そこを使ってしまおうという話をした。裏のみならず複数の選択肢で相手に脅威を与えるようにしていました。

今治戦に関しても、相手はマンツーマンでしっかりプレスをかけてきた。目的はゴールを決めて勝つことなので、裏にスペースを与えてくれるんだったらそこを使おうと。前線の選手は走れるので、裏を使えたと思っています。

-藤枝もポジションを得意とするチームですが、どういった戦いを見せたいですか。
ダービーになるので、ファンも勝利を期待している。藤枝に関しては、いろいろなアクションから複数の脅威を突き付けた上で、それを使ってくると思う。戦略としては、ここ数試合のように裏を使いつつも、しっかりとボールホルダーに対して複数の選択肢を作って、良いものを選んでいくことだと思います。選手には、この悪い流れを変えられるのは自分たちだけだと話しました。

-磐田は歴史と伝統があるチーム。磐田よりは歴史が浅い藤枝に対し、どのように臨みますか。
地元としても意味のあるいい試合になると思います。ジュビロも歴史あるクラブですが、直近でいうと昇降格を繰り返すチームになってしまっている。それを止めなければいけません。そこで、この試合一つに関して言えば、継続性だと思っています。これまでやってきたことを続けられるかどうか。確かに藤枝は手ごわいチームだとは思いますが、うちの選手ならやってくれるのではないかと思っています。
-前節に2ゴールの倍井謙選手について。
非常にいい選手です。このチームが始動したときからチームを成長させること、そして彼を成長させることを考えていますが、彼にとって大事なのは毎週同じパフォーマンスを続けることだと思います。

今少し波があるのかなと思っていて、札幌戦であったり途中から出た今治戦は非常に良かった。ただ大事なのは彼がその強みを発揮できるということだと思っています。札幌戦はそれがまさに見られたと思っていますし、また守備面においても、しっかりと後ろまで下がって松原后をサポートしていました。こういった下地をもとに守備から攻撃のところ、そして攻撃に移ったら点が取れるポジションまで入っていくというところだと思いますけど、それができたからこその2ゴールだと思います。このパフォーマンスをしっかりと続けられるように、毎週毎週続けられるようにというところが今後大事になってくるかと思います。

-藤枝はどんなチームと見ていますか。
非常にいいチームだと思っています。ここ数試合は、運もなかったのかなと思っています。非常にテクニカルなチームで、ボールを持たせたら危険な選手もいます。守備のところが勝敗を決めるのかなと思っているので、しっかりと開始のホイッスルから90分間集中して守備のところをやっていくことだと思います。
シズサカ シズサカ

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