ジュビロ磐田、アウェーで湘南ベルマーレに0-2で敗れる ジョン・ハッチンソン監督、上原力也、川崎一輝のコメント


Jリーグ・YBCルヴァン・カップは6月4日、1次ラウンド3回戦を勝ち抜いた8チームによるプレーオフ第1戦を行い、ジュビロ磐田はアウェーで湘南ベルマーレに0-2で敗れました。6月8日、ホームのヤマハスタジアムでの第2戦でサポーターの力を借りて巻き返しを狙います。

ジョン・ハッチンソン監督


-試合を振り返って。

非常にタフな試合となりました。前半残念だったのは、点差にがっかりしたわけではなく、我々の姿勢であったり、やろうとする熱意であったりとか、我々のフットボールを見せようとするところが見えなかったりしたところでした。

勇気を持ってプレーしようという話をしたもののそれができず、相手に支配されてしまったところは残念。ただ、後半は盛り返して満足しています。

1人少ない中でもしっかりプレーしようとして、チームとしての意識、意図が良かったと思います。2-0でリードされている状況にはなりますが、しっかりと修正してヤマハで逆転したいと思います。

-前半、慎重に入りすぎた原因は。
我々が立ち上がりでチームとしての意図を出せなかったところだと思います。コミュニケーションを取れていなかったり、個々でプレーしようとしたりしたところは、我々が選手に求めるものではないと思っています。

勝ち負けではなくて、サッカー選手として、どういう姿勢を見せたいのか、どういう良さを出したいのか、また我々がどういうフットボールを見せたいのか、したいのかというところだと思います。

後半10人になってから、パスを通して、中で受けてというふうにできていたので、それが前半できなかったのが残念でした。今日の負けは問題なくて、負けたので修正はしますけど、それでも全く問題はないと思っています。

立ち上がりのところ戦う準備、バトルする準備ができていなかったところ、もちろん選手を信じています。後半にいいパフォーマンスを見せたからこそ、試合後ハイタッチしてハグをして選手によくやったということは伝えたので、しっかりとこれを毎日、チームとして何を成し遂げたいかということを意識した上で取り組んでいかなければなりません。

-3バックから後半に4バックへ変えた意図は。
こちら側のミスも含めてだと思いますが、スタートのフォーメーションでは多分、自分たちのやれることは十分できていないのかなと思ったので、しっかりとボールへのプレッシャーをかけたいのと、ゲームをコントロールしたいという意味で変えました。

駿介(西久保選手)や瑠晟(吉村選手)が良くなかったわけではなく、形を変える上で2人を変えなければいけないというところでした。

駿(中村選手)もハムストリングスのけがで、しばらく厳しい。中盤で残っているのが今2人なので、中からか、移籍というところも考えなければいけないんですが。

上原力也選手


-悔しい前半となりました

いろいろなハプニングがあった中で、僕が入ったときには中でバタバタしていましたし、ちょっと選手にも迷いがあったので、まずは落ち着かせることとはっきりすることでした。守備においても攻撃においても。

-前半の3バックがハマりませんでした。
(1次ラウンド3回戦)ガンバのときは相手が4枚だったから、自然とミスマッチができるような仕組みになっていたんですけれど、今回相手も同じような3枚で、ウイングバックがいてという形になったときに、ちょっと選手の中で分かってはいるんだけど、頭と体が一致しない感じがあったので、そこは後半だいぶはっきりしたんじゃないかと思います。3バックはまだまだやってそんなに時間も経っていないし、オプションとしての伸びしろではあると思います。

-ホームの第2戦に向けて。
最低限の2点差。ホームは僕たち、ものすごいパワーが出ると思っていますし、サポーターの声援を(力に)変えて先制すれば、本当に相手に襲いかかるような雰囲気になると思うので、しっかりリカバリーして準備したいと思います。

川崎一輝選手


-前半の戦いが悔やまれます。

守備のところでも前半はあまりハマらなくて後手後手で、自分たちが出ていって背後を突かれて失点というシーンがあったので、3枚でやったときの守備というところが課題だったと思います。

-3バックの完成度の低さが出ました。
前回のガンバのときはあまりやったことない中でもそれがしっかりハマったので、このままでいけるかなと思ったときに、多分それがちょっと違ったときに対処できなかったのかなというのは、僕の印象です。

背後を狙いながら、ボールポゼッションをしていたんですけれど、守備で走らされる時間帯がすごく多くて、それが嫌だからといって引いてしまった。センターバックからボランチの間とか、ボランチからFWの間が開いてしまって、そこでセカンドボールを拾われるシーンが数多くあったので、もう少しやりたいことというのを合わせながらやっていかないといけないなと思います。

-2点を追うホームの第2戦について。
ホームなので、2点差というのはあまり考えずに。2点、3点取れるチームなので、2点差だからどうしようどうしようとかは全然ないです。
シズサカ シズサカ

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