ジュビロ磐田、アウェーで前節まで首位の千葉に1-0で勝利!ハッチンソン監督「全員を誇りに思っています」サポーターにも感謝

ジュビロ磐田は6月21日、アウェーで前節まで首位の千葉と対戦し、1-0と勝利しました。8戦負けなしの2連勝で、J1自動昇格圏入りが見えてきました。試合後のジョン・ハッチンソン監督のコメントです。

ジョン・ハッチンソン監督


-試合の総括を。

非常に素晴らしい、プロフェッショナルな、勝利に値するパフォーマンスだったと思います。 前半はボールを保持しながら、しっかりとゲームをコントロールして主導権を握って試合を進めることができたと思います。

後半になって非常に難しくなったのは、相手が前線に人を送り込んできたこと。ただ千葉は本当に素晴らしいチームですし、今日の試合に関しては両チームともしっかりプレーしようとする、いいチームのぶつかり合い、僕も見ていて楽しみました。

(千葉の小林慶行)監督も本当に素晴らしい方で、本当によく整理されていると思っているので、そういった意味でタフな試合になったと思います。

今日は選手全員、誇りに思っています。今日試合に出た選手だけでなくて、このグループ全員です。グループ内でしっかりとチャレンジができているので、全員を誇りに思っています。

今日は守備が必要な時間も多くありましたけど、その中でしっかりやれたということが非常に良いパフォーマンスに繋がったと思っています。これで今後の成長の土台ができたと思っていて、前半戦を見ても楽に勝てるチームがない。落としてしまった試合もあったので、そこからしっかりとこの土台を基に後半戦をやっていきたいと思います。

-前半は前線からの守備もはまりました。
そういった意味で前半はいいパフォーマンスだったと思いますし、早い時間からゲームをコントロールできたと思います。相手のチャンスも限定することができたし、ボールへのプレッシャーもかかっていた。

最近はより高い位置からボールを奪うことに取り組んでいます。成長というのは望んだようにはいかなくて、ちょっと悪いときもあると思うんですけれど、ただグループとして成長し続けるところが大事。きっかけではないですが(ルヴァン杯プレーオフの)湘南戦のセカンドレグ、ヤマハでの試合からよりフロントサードのプレスが良くなってきたと思っています。

コーチも選手も非常によく取り組んでいる。選手を見ても楽しんでやってくれるからこそハードワークできるんだろうと思うので、そういったところで前半の大半をコントロールできたのがこの試合の土台になったと思います。

-大勢のジュビロサポーターが詰めかけて後押ししました。
なるべくアウェーの試合は(試合後に)ファンの方にお礼を言いに行きます。それはここまで移動してくださっているからお金も非常にかかっていると思いますが、それでも来てくださっている。そして選手をしっかりとサポートしていただいているという意味でお礼に行くんですけれど、本当に素晴らしいファンの皆さんで、選手をネクストレベルにプッシュしてもらったなと思っています。

試合の終盤にふと顔を上げたら、ファンの方が目に入ったんですけど、応援の大きさ、声の大きさであったり、そういったものを見て本当に素晴らしいファンに支えてもらっているなと思いました。

2カ月ほど前は調子が悪くて、ブーイングもありましたけど、僕もあそこにいればブーイングしたと思います。ファンの皆さんはチームが勝つのを見に来ているというのと、出ている選手全員がハードワークしている姿を見たいと思っています。結果が伴わなかったにも関わらず、それでも来てくださった。

僕はフットボールはエンターテインメントと思っているんですけど、そういった意味で我々の義務というのは支払っていただいた金額に値するパフォーマンスを見せることだと思っています。僕らがこのクラブから去ってもファンの方々が居続けるので、クラブはこのサポーターの方々に支えてもらっていることを誇りに思っていいと思います。

-終盤はジェフがロングボールを多用したが、蹴らせることも狙いでしたか。
最後に失うものもなく、がむしゃらに人を送り込んでくると非常に難しくなりますが、そういった意味で途中、5バックに変えました。選手からもちょっと苦労しているという情報も上がってきていたので変えようと思いました。(相手は)ロングボールが増えるので5-4-1にしました。

ただ中を使われたくなかった。ロングで来るが、それなら対応できるだろうと思い、5-4-1にしました。1回くらいはチャンスを作られたんですが、それ以外はしっかりと守れたと思います。

サッカーの試合は必ず苦しい時間であったり、苦しまなければいけない時間があると思っているので。人によっては90分間支配したいというような人もいますが、それは相手のことを忘れていて、特に今日に関してはアウェーで、相手は強いチームで、しっかりそこにいることをリスペクトして対応しなければいけないと思っていて、そういう中で最後の10分15分プラスアディッショナルタイムは選手がよく対応してくれたと思います。
シズサカ シズサカ

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

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