ジュビロ磐田、札幌に快勝で前節・熊本戦の雪辱を果たす!ハッチンソン監督「全体的に言えば非常にいいパフォーマンスだった」

ジュビロ磐田は7月12日、ホームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、今季最多5ゴールを奪って快勝し、2位のジェフユナイテッド千葉に勝ち点3差としました。次節は8月2日、ホームでブラウブリッツ秋田と対戦します。

ジョン・ハッチンソン監督


まず振り返るのが難しいのは、熊本戦に関して今シーズン最低ともいえるパフォーマンスに非常にがっかりしていたところ。今日は非常にいいプレスだったり、攻撃ができた。

選手が理解しなければいけないのは、結果を一旦置いて、これがこのクラブのパフォーマンスの土台であるということと思っています。これを毎試合やるんだというマインドセットを持つこと。もちろん相手によってはこれが難しかったり、また別の話になったりしてくることもありますけれど、選手はそれを理解しなければいけないなと思っています。

熊本戦に関しては全く共有できるパフォーマンスではなかった。それも話しましたけれど、そこからしっかりと立ち直って、前半非常にいいパフォーマンスを選手はしてくれたと思っています。

もちろん前半の終わりに失点してしまったということは非常に腹が立ちましたが、しっかり後半、締められた。ただ勝つためにはこれをしっかり続ける、90分間やり続けるということをわからなければいけないと思います。

相手が10人になったところでウチの守備が少しもろくなった。そこも良くなかったですし、しっかりと主導権を握ってゲームを終わらせにいかなければいけない。

ただ全体的に言えば非常にいいパフォーマンスだったと思います。前半特にプレスのところをしっかりオーガナイズした形から取りに行くという部分は良かったので、立ち上がり15分ぐらいまではちょっと不安定ではありましたけれど、それ以降はしっかりとやれたのかなと思います。

-川合徳孟選手を先発で起用した理由と、渡邉選手の評価は。
まず徳孟に関しては相手をしっかりとこじ開けることができる選手だと思っています。例えば1本目のジョルディ(クルークス選手)へのパスも素晴らしかったですし、しっかり前を向いてプレーできるというところ。

まだまだ若いですし、学ぶこともたくさんありますけど、スーパーなタレントだと思っています。今日スタートにしたことに関してはしっかりとハードワークできていたので、そこを掴み取ったと思います。

これから新戦力であるグスタボ(シルバ選手)らと競い合わなければいけませんが、今日は非常によかったと思います。出た理由としては前を向けること、ボールを動かせること、そういったところですけど、代わったのは足が止まってきたから。まだまだ若いので、そこは伸ばしてほしいと思います。

りょうに関しては、本当にエネルギーあふれる選手で、スタートであっても途中からであってもしっかり走ってくれる。相手の裏に抜けるランであったり、しっかりプレスをかける。今日に関してはよく裏に抜けたし、ペナの中に入っていたなと思っています。

守備も非常に良くて、守備を前線からリードしていったというのは、りょうもペイショットも素晴らしく、よくやってくれたと思います。終盤、チーム全体として守備がちょっと緩くなってしまったところはありますが、よくリードしてくれたなと思います。

りょうに関してはいかにピッチに長く居続けるか。時間ではなくてけがなくプレーを続けられるかというところが課題。やっと復帰してくれましたし、復帰した後もけがなくいけているので非常にいいんですが、スタートであってもベンチであっても、またプレーができていなくても、しっかりと周りの選手を鼓舞したりプッシュしたり、チーム全体を巻き込んでやっている素晴らしい性格を持っているので、満足しています。

-前節の熊本戦から守備が改善されたが、選手への指示は。
よりボールにプレスをかけようというところを意識して取り組んできました。熊本戦に関しては多分、ディフェンスの仕方で、私の責任が大きいのかなと。

もう少し違うやり方ができたというふうに思っていますが、このチームは多分、より前がかりに守備をした方がうまくいくのかなと。しっかりオーガナイズしたところからボールにプレスをしっかりかけて、相手の選択肢を減らしていくところ。序盤はちょっと難しい展開もありましたけど、そこを抜けた後はより高い位置でボール奪うシーンも増えましたし、そういった意味では前線からのプレスというところは大きな一歩になったと思っています。

特にハードワークできていましたし、お互いのために走る、お互いのためにカバーをするというところが素晴らしかったです。以前、前節の記者会見であったり、また練習の囲みでも言いましたが、熊本戦は全く良かった点がなかった、一つもなかった、改善しかないというところを伝えましたが、それは個人にとってもきついもの。ただその中でショーン(オントン)を始めとするコーチ陣が今週、守備のところを本当にハードにやってくれたので、特に今日は狙いを持ってチームとして守備ができたと思います。
シズサカ シズサカ

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