
ジョン・ハッチンソン前監督を解任し、安間貴義新監督を磐田ユースから内部昇格させたジュビロ磐田。10月4日の次節ヴァンフォーレ甲府戦に向け、佐藤凌我選手と上原力也選手に話を聞きました。
佐藤凌我選手
-監督交代がありました。
シーズン通してこういう結果になってしまっているのは自分たちの責任なので、ジョン(ハッチンソン監督)にもショーン(オントンコーチ)にもすごく申し訳ない気持ちですね。個人的にはもっともっとチームを助けられる試合がもっと多く作れたんじゃないかと思うので。
-ハッチンソン監督の下で学んだこと、もしくは成し遂げられなかったことは。
個人としては今年人生で初めてトップ下をチャレンジさせてもらって、すごく考え方だったり、プレーの幅だったり、ここまでシーズン通して成長することができたんじゃないかなと思うので、そこはすごく感謝したいなと思います。チームとしてはやっぱり、難しいですけど時間がかかるサッカーなので、そこがどうしても結果が伴わないとこういうふうになってしまうので。
結果を出しつつ、どんどんどんどんチームとしても成長していければよかったかなと思うんですけど、その結果の部分がなかなかついてこなかったというところで、難しいところなんですけど。
-最近2試合など大事なところでの連敗が目立った。
下位に負ける試合が多かったですし、大事な試合で勝ちきれない。ここ取れればっていうところがなかなか勝てない試合が多かったので、そこは選手1人1人の気持ちというか、そういうのがすごく大事になってきてるのかなと思います。
-安間貴義新監督について。
大きくは変えるつもりはなく、とにかくベースの部分は求められる監督なので、もう1回自分たちのベースの部分を出して残り7試合を戦っていけばいいのかなと思います。
-現在の自身の状態は。
いつでも行ける準備ができているので、あとはもっともっとコンディションを上げて、監督が使いたいと思ってもらえるようにやっていければと思います。
-シーズン途中での監督交代の経験は。
結構ありますね。1年目と2年目はもう交代、交代だったので、福岡のときは2年間同じ監督だったので、久しぶりではあるんですけど、プロ1年目2年目は2年とも途中で交代だったので、そのとき。厳しい世界だと。
でもやることは選手は変わらないというか、とにかく目の前の試合に100%で臨んで、監督が求めるサッカーでチームが勝利するようにプレーするのが選手だと思う。そこのベースは変わらないかなと。
-残り7試合でJ1昇格の可能性は十分残されている。大事なことは。
狙えるならというか、まだ7試合あるので、とにかく目の前の1試合に勝つこと。全部じゃないですけど、何かが足りないから今この順位ですし、攻撃においても。失点の部分はやっぱり多いので、そこは多分安間監督も思っていて修正したい部分だと思います。
(昇格は)全然まだあると思っているので、多分誰もがネガティブな気持ちでやっている選手はいないと思いますし、目の前にまだ昇格っていう可能性がゼロになったわけでも、限りなく少なくなったわけでもないので、まだ全然あるので、とにかく目の前の試合に集中していければなと思います。
上原力也選手
-安間貴義監督に代わり、初日の練習を終えた感想は。
ジュビロのチームとして、クラブとして思ったような結果ではなくて、選手全員もちろん責任を感じていますし、チームとしてまた立て直すというか、やり直す意味でもう1回ここからギア上げてやっていかなければいけないですし、体制が変わった中でしっかりと立て直したチームを見せられるように1週間準備したいなと思います。
-ミーティングではどのようなことを伝えられたか。
もちろん31試合やってきた中での課題だったり、自分たちができないところというのは改めて見直しましたし、しっかりとした基準というか、そういうものをしっかり選手に示してもらったので、まずそこをチームとして最低ラインできるようにやっていきたいなと。
-サッカーのスタイルとしてはこれまでの積み上げになるか。
それは監督に聞いていただいた方がいいと思いますし、あくまでまだ初日で、全て落とし込むのはなかなか難しいと思うので、ここから一つ一つまず改善できることだったり、選手としてやらなきゃいけないことを全員が意識するためのミーティングだったと思います。
-安間監督のユース監督時代から交流があったか。
いや、僕はなかったです。
-実際に練習をやってみてどういう監督だったか。
まだ1日しかやっていないので、でもしっかりその基準というのは安間監督のものがしっかりあると思いますし、まずそこをチームとして土台にできるように、一早くトレーニングから落とし込んでいきたいし、選手1人1人が意識付けできるようにやっていきたいです。
-次節10月4日のヴァンフォーレ甲府戦に向けて。
もう勝たなければいけないので、しっかり立て直した姿をお見せできるように、チーム一つになっている姿をお見せできるように、1週間しっかり準備したいなと思います。
-監督交代を聞いたとき、自身はどう思ったか。
もちろん責任を感じていますし、長い時間出させてもらっていたし、そういった意味では責任を感じましたし、もう少しやれたんじゃないかなっていうのを思いました。
-クラブから決定事項を聞いたときの雰囲気は。
発表の日の朝のミーティングかな。新しいことにチャレンジしている中で、それを体現できなかったところもありますし、可能性を感じたところも選手はあると思いますし、その両方が混ざったようだと僕は思っています。
-RB大宮アルディージャ戦の幻のゴールについて。
もちろん運とかツキとかも、もちろんあるだろうし、タイミングとかそういったところでなかなかこっちに向かないところもあったし、ただこの31試合やってきた中の結果なので、それは選手自身、僕も含めて責任を本当に感じてます。多分(味方の手に)当たってなくても入っていたんじゃないかな。いいコースに飛んでいた気がして。ただ主審は入っていると思ったって言ったんですけど、副審が当たっているように見えたっていうのは言っていたんですけど。ついているところも、ついていないところもあったのかなって思う。
-そうした事の積み重ねが順位に表れているのでは。
本当にそうだと思いますし、勝負強さだったり、そこの際っていうのは今ひとつ足りなかったなと思います。目の前の1試合が非常に大事になってくるので、そこに全てをかける、準備ができるようにしっかりやっていきたいなと思います。
-その中で中心選手としてチームをどう引っ張るか。
チームが勝利するのが一番なので、それに貢献できるようにやっていきたい。