ジュビロ磐田、レノファ山口にアディショナルタイムに逆転弾を決め2-1で勝利し3連勝。安間貴義監督がコメント


ジュビロ磐田は11月9日、アウェーでレノファ山口と対戦し、後半アディショナルタイムに劇的な逆転ゴールが生まれ、2-1と勝利して3連勝しました。前半44分に先制点を許し、その後も相手ペースで試合は進みましたが、後半40分に倍井謙選手の左クロスを川崎一輝選手が頭で落とし、金子大輝選手が折り返したボールが相手に当たってオウンゴールに。6分間のアディショナルタイムはマテウスペイショット選手の縦パスに金子選手が抜けだし、切り返しから右足でゴールネットを揺らしました。安間貴義監督の一問一答は次の通りです。

-試合の総括を。
まずこの足元の悪い中、遠方までスタジアムに駆けつけ、バスの入場からいい雰囲気を作っていただいたサポーターの方々にはすごく感謝しています。しっかりと勝って終われたこと、それに尽きると思います。

-金子選手の運動量や推進力が光った試合だったが、後半は彼にどんな声かけをしたのか。
まず愛媛戦に遡るんですけど、飛び込んで交わされたのがあったんですよね。多分、普通だったらそれ飛び込むなとか、そこへ行くなとか言うんですけど。(金子選手が)J1の(チームに所属していた)ときに、彼があそこで奪って得点に繋げるのを何度も見てるので、逆に取る方を選択しようと、積極的に行けと。僕が見たときはプレーがすごく無難になっていたので、もう1回エンジン回せと。その中で長崎戦もそうですし、量もデイフェンスのスイッチも抜群で、戻ってきてると思います。

それに今日言ったのが、これにプラス点を取れるようになったら値段が付くって。そういう言い方していいのかな(記者笑)そんなような言い方をして、その積極性が最後、得点に繋がったんじゃないかと思います。

-前半から後半の途中までセカンドボールをなかなか拾えなかったが。
山口さんがスカウティングで長いボールを入れてくる。前で引っかけてそのまま来るっていうのはスカウティング済みだったんですけど、もちろん3枚並べて拾う努力はしました。その中でなかなか奪えなかったんですけど、最後の際のところで何とか守っていたんですけど、1点取られたのは確かで。ただ以前だったらそれに嫌になってしまって連続失点するところを、グラウンド上を見てわかるように1回追いつけと。前から引っかけようとするチームが頭を越すと多分達成感がないですね、ショートカウンターを打てないと。それをやらせずに続けたので0-1のまま進んで、最後の逆転まで繋がっていると思うので、最後(相手が)間延びする結果は、多分セカンドボール争いをずっと前半からやってくれたから、彼らがいい仕事をしてくれたので、後半のスペースができて、押し込める状態になってるんで、想定済みって言えば想定済み。もちろん0だったら一番なんですけど。

-ハーフタイムの指示と交代選手をどう生かそうとしたか。
(前半)0-0がプランです。ただハーフタイムに戻ったときに、遅れていつも僕(ロッカーに)入るんですけど、へこんでんのかなと思ったらすごく積極的な意見が出されていて、まずその雰囲気に、これ絶対いけるなって思って話しました。メンタリティーが大事だと。

その中で、(前半に警告を受け)イエローでノア(ブラウンノア賢信選手)がちょっとレフェリーにチェックされていたので、11対11でやれるものは11対11でやりたいので。早めにペイショットが最近動きが良くなってきているので、入れることにしました。

その中でしっかりと、さっき言った中盤にスペースができたときに動かせる昂志郎(角選手)、潮音(井上選手)たちを入れて、もちろん后(松原選手)が悪いわけじゃないんですけど、一輝(川崎選手)の推進力を入れたいので、あと謙(倍井選手)を見ながら左に置くことによってゲームに変化が出てくる。そのちょっとした変化も入れつつ、加速させるために(カードを)切りました。

最後、なかなか点が取れないので、その中で2ボランチ、1トップ2シャドーに変えて、もちろん高さの凌我(佐藤選手)を入れるのもあったんですけど、(相手の)足が止まっていたので、地上でまず押し込むところまでやろうというプランでやっていきました。最後、彼らが諦めずに積極的にプレーしたことが勝利に繋がってると思います。

-劇的な勝利はおそらく今季初めてで、守備も粘りが出ている。
まずすごく変わってきているのが、(先週)初日の激しいミニゲームと、あと紅白戦がすごくバチバチやり合っている。すごく質の高い紅白戦をやり合っているので、繰り返すことで質が上がると思うので、その状況で切磋琢磨しているのがすごく大きいのかなと思います。
シズサカ シズサカ

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