ジュビロ磐田、徳島戦完敗も巻き返しへ ー 残り5戦でJ1昇格プレーオフ進出を狙う ー 安間監督コメント


ジュビロ磐田は10月18日、ヤマハスタジアムで徳島ヴォルティスと対戦し、0-4と完敗しました。J1自動昇格は厳しくなりましたが、J1昇格プレーオフ進出を目指して残り5試合を戦います。

安間貴義監督

ー 試合の総括を。
まず、この足元の悪い中、会場に駆けつけていただき、バスが到着するときから素晴らしい後押しをしてくださったファン・サポーターの方々にはとても感謝しています。その期待に応えたいと試合に入ったんですが、見ての通り前半0-4としてしまいました。
ハーフタイムにゲームを捨てる癖をやめろっていう話をして、立ち位置をちょっと変えて、球際のところ、楽をしてしまうところ、どうしても染みついているものが出てしまう場面がありました。それを後半地道にやって、0-0に持って行くことはできたんですが、1点まず取ろうとなったときに、なかなかそこまでいくことができなかった。何とかベーシックなところをしっかりとトレーニングし、残り5試合でしっかりと勝ち点を取り、何とか6位に滑り込んでいくことで、サポーターの期待に応えたいと思っています。

ー 倍井謙選手が右サイド、佐藤凌我選手が左サイドで出場した。前線の選手の組み合わせについて。
まず今週の立ち上げの練習が13人しかいなかったところから考えなきゃいけないと思っています。そうすると出場時間が何分までとかいう選手も出てきます。その中で机の上に乗っかってくる選手を見ていきます。謙(倍井選手)にしても左サイドが主戦場でしたが、ここ最近は突破してシュートというのがないはずです。相手も攻略しています。甲府戦で外してゲームを見させる。で、1回右サイドで練習の時、抜けきらずにいいクロスを上げたので、まず1回スピードを取り戻すことを目指しました。
本来だったら0-0か、負けていたとしてもグスタボじゃなくて、謙を左に持っていって、ノア(ブラウン ノア 賢信選手)を右側に入れるというのが実は最初あって、そういう状況ではなくなってしまったので、少ないパッケージで限られた人数でゲームに変化を加えるには、右と左でちょっと使い分けてもらう練習も凌我(佐藤選手)と2人で仕込んだところもあります。幅を広げるために積極的にやってくれているので、決して活躍しなかったわけではないと思うので、一工夫が必要だと思います。



ー「ゲームを捨てる」というのはどういった意味か。
劣勢になってくるとなってくるととても淡泊になってしまう。果敢に行くのと、一か八かでいくのはまた違うと思います。いわき戦とかもそうだったんですけど、プレーするのをやめてしまう選手が多いと感じました。その辺をもう1回しっかりと言ってから、チームとしてプレッシャーをかけていましたし、自分の都合でやる人はいなくなりました。

ー 徳島の2トップは警戒していたと思うが、自由にやらせた原因は。
カウンター対応の練習はもちろんしました。まず起点になるところで潰しきれなかったところ。彼ら1人に2人ぐらい行ってもはじき飛ばされたことが何回かあったと思います。横パスを減らし、せめて角度がないところから打たせたいというのはあるんだけど、2点目も横パスを通されて入れられてしまうと、さすがに永嗣(川島選手)もノーチャンスになってしまう。おそらくプレーオフに行くとしたら6位なので、果敢に行くことを覚えていかないといけないと思います。
 
シズサカ シズサカ

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