ジュビロ磐田のFW渡辺りょう、チームの激しい浮き沈みを指摘「メンタル的にどんと構えることも必要」大宮アルディージャ戦のポイント語る


ジュビロ磐田の渡辺りょう選手がラストスパートをかけています。9月13日のFC今治戦で3試合ぶりゴールを挙げ、9月20日の藤枝MYFC戦はグスタボシルバ選手の同点ゴールをアシストしました。残り8試合へ、背番号9の自覚を持って臨みます。

FW渡辺りょう「サポーターに何回目だよって思わせてしまっている」

-前節9月20日の藤枝MYFC戦を振り返って。
一つじゃないと思うので、それを今週、改善すべきポイントがあると思うので、チーム内で共有して次のゲームに向けてしっかりと修正できればと思います。

-試合の入りは良かったが、その後失速した感じでした。
今シーズンそういう試合が多すぎるので、この終盤に来てもチームとしてそこを改善できていないっていうところが一番原因だと思うので、それを改善しないといけない。サポーターの方を含めて何回目だよって思わせてしまっているのは申し訳なく思いますし、まず自分たちはそれをしっかり受け止めて改善するしかないかなと個人的には思います。

-ハッチンソン監督もおっしゃっていましたが試合中の波というのが大きいです。
試合中の波もそうだし、シーズン通しての波というのも、やっぱり浮き沈みが激しいシーズンになっているので、その原因が何なのかっていうのは選手たちも考えて実践してはいるんですけど、それはなかなかうまくピッチの上で表現できていないというのは、出ている選手の工夫もそうですし、責任だと思う。

それを1人1人がきちんと受け止めなきゃいけないと思いますし、それから逃げるようじゃだめだし、それをきちんと受け止めて、ピッチの上で結果を示さなければいけないかなと思います。

-3バックの藤枝に対し、前から追うところの難しさがあったように見えました。
他のチームよりもキーパーがビルドアップに参加して、いつもよりも2枚ぐらい多い状況で見なければいけなかったので、ある程度対策はしていたんですけど、そこの部分がちょっとクリアになりきらなくて守備で後手を踏んだというところ。

そこで昂志郎(角選手)を下げてちょっと安定した部分もあるんですけど、でもそこから自分たちが前に出ていくパワーっていうところだったりエネルギーってところが一つは足りなかった。そのシーンが少なかったと思いますし、あとは後半立ち上がりのところで、前半で追いつけたのは非常に良かったですし、前半のうちに1-1に持ち込めたところは良かったんですけど、その後の立ち上がりの5分というところで失点して、また自分たちでゲームを難しくしてしまったので、ゲーム運びというところをもっともっとうまくならなければいけないし、メンタル的にどんと構えていなきゃいけないところもあるので。

何かがうまくいかないことが絶対あるので、試合中には。その時間が短い長いはありますけど、それで1個1個繊細に左右されすぎる感じもちょっとあるので、今の自分たちは。もちろんそれはそれで一つずつ臨機応変に対応していかなければいけないんですけど、基本は前半で1-1で追いついてそのままの時間が続けば自分たちが押し込む時間が長くなるしっていうところがあるので、そこの最後の余裕じゃないですけど、そういうメンタリティーはもっと持ち続けなければいけないかなと思います。

-うまくいっていなくてもそこまで気にしすぎるなみたいなことですか。
もちろん気にしなきゃいけないんですけど、でもどしっと構えていれば大丈夫だよって。選手もいるし、みんな力もあるし。ただそういうときはなんかみんな閉塞感が漂う雰囲気が出ちゃうので、ピッチの中で選手1人1人がもうなんかミスが続いているしとか、ちょっとうまくいかないし、きついなみたいなときもあるので。

でもそんなきついのなんかもあるんで、試合中はやっぱり。でも別に大丈夫だからっていうメンタリティーももっと自分含めて持ち続けなければいけないし、それをピッチの中で声かけをし続けなければいけないかなというのは改めて思いました。

-とはいえ前節は1、2位のチームが引き分けました。
1位2位もそうだし、僕らより上の順位のチームも足踏みして、本当奇跡的っていう状況の中で、次の大宮も多分3連敗ですよね。大失速している中で、どこかで浮上のポイントになる試合というのが出てくると思いますけど、自分たちはそこで相手を叩かなきゃいけないし、そのポイントにさせてはいけないと思うので。

(大宮は)本当に良いサッカーをするチームだし、いい選手がたくさん揃っているので、しっかりと対策して、相手を変にリスペクトしすぎずに自分たちがやれることをしっかりやれば勝機は見えてくるかなと。ただやるべきことをしっかりやらないと前節のようなゲームになるので、そこは今シーズン本当に何回も痛い思いをしているので、次はそうさせないっていう気持ちで取り組まなきゃいけないと思うので、そういう気持ちももちろんそうですけど、気持ち以外の面でもきちんと整理して修正していかなければいけないかなと思います。

-大宮に勝つためのポイントは。
一番はどういうメンタルで自分たちが臨むかだと思う。あとは整理するべき部分をしっかり整理して臨めば勝つと思っているので、そのためには自分たちが何をしなきゃいけないかっていうところをきちんと整理して試合に臨めば、十分勝つチャンスはあるかなと思います。
シズサカ シズサカ

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