
ジュビロ磐田は7月12日、ホームのヤマハスタジアムで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、5-1と快勝しました。松原后選手が今季初得点を含む2得点し、ジョルディクルークス選手、渡辺りょう選手も続きました。松原選手はプロ初の複数得点でした。
松原后選手

-試合を振り返って。
熊本戦が残念な試合で、自分たちのフットボールではなかった。本当に90分間、そんな試合をしてしまった。その後から全体がもう一度自分たちのフットボールをやろうと、そういった強い気持ちで、入りから自分たちが落ち着いて、後ろから優位なところを見つけて、勇気を持ってボールを運んでいくといったところができたんじゃないかなと思います。
-前半6分の1点目は松原選手の今季初得点でした。
あそこに常に入っていけるのが僕の持ち味でもあるので、その中で今シーズン、ああいったボールを決められていなかったので、やっと決められてよかったです。
早い段階だったので、まだまだ1点ではこの試合は終われないなと思いましたし、でも本当に先制点がめちゃくちゃ大事な試合だと思っていたので、自分がその1点を取れてよかったです。
-前半29分はジョルディクルークス選手からのクロスをきれいに頭で合わせました。
ジョルディがボールをああやって持てば、いいクロスが入ってくるというのはわかっているので、自分もあそこに最初にポジショニングを取れたのが一番でかかったです。本当にジョルディがいいボールを上げてくれました。

-熊本戦の敗戦からチームはどんな話し合いや練習をしていましたか。
まず本当に僕たちはピッチに立つ以上、責任というものがあって、ジョン(ハッチンソン監督)がミーティングで言ったんですけれど、熊本戦はそれが許容できるものではないという、厳しくミーティングで話をされて、僕たちも感じていましたし、ピッチに立って、このエンブレム背負ってプレーするにはその責任というのは絶対果たさなければいけない。
そういった自覚だったりとか、J2優勝して、必ずJ1に上がるという、強いメンタリティーであったりとか、そういったものをもう一度見つめ直して自分たちのフットボールをやろうと準備してきました。
-技術よりメンタル面の方が強かったんですね。
そうですね。僕たちが目指しているフットボールというのは変わらないので、その中で戦術やプレーを変えるというよりは、そこのメンタリティーの部分で、自分たちのフットボールを勇気を持ってやるといったところで、まずはそういった中からしっかり優位性を見つけてボールを運ぶだったり、ただ蹴るんじゃなくて空いている選手を見つけながらボールを運んで前進していく。そういったところを準備してきたので、いつも通りの僕たちのフットボールが今日はできたんじゃないかなと思います。

-中断期間を挟んで8月2日から再開する残りの試合に向けて。
本来ならもっと上位にいなければいけない。まだ下の順位にいるので、本当にここからが本当の意味での勝負というか、上位の勝ち点というのも詰まっていると思いますし、ここから本当に昇格したいチームと、そういうメンタリティーだったりとか、勝負強さだったりとか、そういったものを見せられるチームが勝ち点を積んで最終的に優勝や自動昇格に向かっていくと思います。
本当に僕たちがそういうメンタリティーを持てるか。ここでこうやっていい試合をしても、次の試合でまた熊本戦のようなプレーをしていては、もう時間がないですし、試合も減っているので、本当にそういった意味で勝負だと思うので、ここからは。本当に今日みたいなメンタリティーでみんな練習からやっていければと思います。