ジュビロ磐田、FC今治戦後にサポーターからの厳しい声浴びる。松原后選手の目にはうっすらと涙が。

5月3日にアウェーで行ったFC今治戦。2度、2点リードするも耐えることができず、ジュビロ磐田は3-3と引き分けて、6試合勝ちなしとなりました。試合後、選手がゴール裏に陣取るサポーターにあいさつへ行くと、当然のごとく厳しい声を浴びせられました。松原后選手は立ち止まり、目にうっすらと涙を浮かばせながら、サポーターと向き合いました。
-今治戦の試合後、サポーターから何と声を掛けられたんですか。
「(チームが)バラバラになっていないか」みたいな感じで言われました。J2で優勝してJ1でまた戦いたいとサポーターが思っている気持ちも分かりますし、今治まで来て本気で戦ってくれている。連敗しても戦ってくれているので、結果が出ていないことに対して、ちゃんとサポーターと向き合わなければいけないと思いました。

-そういう気持ちが表情に出ていました。
今年は絶対昇格しなければいけない。そういったところからサポーターの気持ちに応えられていないです。結果についての責任は僕たちにあるので、悔しい気持ちはありました。

-今治戦は勝ち試合を追いつかれて、不甲斐なさのようなものを感じていましたか。
失点だったりとかも軽いですし、しっかり試合をコントロールしなければいけない。自分たちの甘さが出たと思います。
-ただ今治戦の前から意識を変え、意思統一させただけでチームが好転しかけています。
相手を見ながらやりますが、1人1人がやっぱり生き生きとプレーしなければいけない。そういったところで個人の能力というのを戦術にとらわれることなく、ベースのところで合わせていくことが大事だと思います。

-3連敗の後、今治戦は引き分けましたが、その後2連勝とチームは好転しました。要因は。
苦しかった4月から、細かいところが突き詰められていなかったので、相手に分析されて難しい時期でした。もう1回、自分たちのやるべきフットボールをちゃんと遂行しながら、セカンドボールだったり、ゴール前で戦う姿勢、ゴールを割らせないという姿勢は大事にしないといけないと話していました。そういったところは少しずつ良くなってきていると思います。

-次戦対戦するいわきFCはフィジカルの強さを前面に出してきます。そうした相手に今季は苦しんでいます。
シンプルにロングボールだったり、セカンドボール、フィジカル的に戦ってくる相手に対して、勝てていなかったので、まずはピッチに立ったらそこのバトルで負けない、そういったところでセカンドボールをちゃんと回収して、自分たちの時間帯を増やす。そこが大事になってくると思います。
シズサカ シズサカ

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