.jpg)
ジュビロ磐田は5月31日、敵地でRB大宮アルディージャと対戦します。勝ち点33で2位の大宮に対し、磐田は勝ち点28の6位。これ以上、差を広げられないためにも、勝利が必要な一戦となります。
2023年9月9日、大宮との前回対戦で後半の追加タイムに決勝点を奪ったリカルドグラッサ選手と、前節5月25日の徳島ヴォルティス戦で4試合ぶりの得点を挙げた角昂志郎選手が意気込みを語りました。
リカルドグラッサ選手
.jpg)
-徳島戦は苦しい試合となりましたが、敵地で勝ち点1を獲得しました。
最初から難しい試合になると分かっていましたし、(徳島が)リーグ最少失点というのはたまたまじゃない。守備がすごいいいチームと戦うのは分かっていたんですけど、試合に入ってもなかなか自分たちがやりたいことができずに、相手の方がチャンスを作って、内容的には向こうが勝ちに値する内容だったと思います。
その中でも昂志郎が素晴らしいシュートを決めてくれました。アウェーで勝ち点1はすごい大事なので、内容を見れば悪くなかった結果だと思います。
次の試合も難しい相手ですし、今回が良くなかった分だけさらに集中して、今週修正して次の試合に向かっていきたいと思います。
-大宮の印象は。磐田で一緒に戦った選手もいます。
本当に素晴らしいチームですし、J2の中でも攻守ともにバランスが良く、安定しているチームだなと思います。今年レッドブルになってさらに勢いも付いていますが、自分たちもそれを乗り越えてアウェーで勝っていきたいと思います。
ラッソ(ファビアンゴンザレス)に関しては2年一緒にやってお互い知っていますし、特にスピードだったりフィジカル、セットプレーではすごい危険な選手なので、いかに止めるかが大事になってきます。言語もスペイン語とポルトガル語で日頃からコミュニケーションを取っていたし、よくジムで一緒にやっていて、プライベートでは誕生日会だったり食事を一緒にしたりしていました。久しぶりに会ってたくさん話したいと思います。
ラッソだけじゃなくて、健勇(杉本選手)だったり、大宮には他にもいい選手がいるので、チームとしてしっかり守備をして、相手を止めながら自分たちのサッカーをしていきたいと思っています。健勇は多分、日本に来て一番最初に喋った日本人で、英語を喋れたし、ジョギングしながら浦和にいた話とかをした記憶がすごい残っています。
自分も日本に来て4年目で、いろいろな選手とやって、先週も徳島の鹿沼選手に会えたし、お互いが別の場所で活躍しているのはすごく嬉しいですが、それより嬉しいのは友達に勝つことです。
-ルヴァン杯も出場していますが、コンディションは。
大丈夫かなと思っています。1週間で3試合ぐらい、自分の感じでは300分ぐらい出てるかな。もちろん痛みだったり、疲れはあるけど、データや内容を見ても走れています。疲れるているんですけど、疲れに影響されないパフォーマンスができていると思ってるので、コンディションはいいと思っています。今週も難しい試合がありますし、でも1週間空いてるので、しっかり休んで準備して向かっていきたいと思っています。
-最近取り入れた3バックの手応えは。
自分的には違和感などはあまり感じていなくて、日本に来た1年目も3バックをやっていましたし、横内監督のときも最後の方は3バックにしていたので慣れています。
守備に関しては、ウチは前からアグレッシブにプレスをかけていくチームでうまくボールを取りに行くシーンもあるので、そのポジションを維持するというよりは流動的なので、そこはあまり変わらないけど、変わるとしたら攻撃の部分で、ボールを持ったときに4バックのときより自由度が高いというか、自分が(攻撃に)出ていっても、後ろにセンターバックが2人いるので、そこの自由度は増します。
角昂志郎選手

-徳島戦では素晴らしいミドルシュートを決めました。
映像で50回くらい見直しました(笑)自分の実力以上のゴールでした。勝ちに繋がればもっと嬉しかったというのはありますけど。でも何か自分の中でもあのゴールをきっかけに、ここからまたゴールを取れるようになればいいかなと思います。
-大宮には、筑波大の後輩たちが先に天皇杯で勝ちました。
いい刺激になりましたね。同期の(大宮の)福井啓太が出ていて、負けたのは結構同期としては複雑な気持ちでしたけど、筑波は強いし、そういう選手が活躍しているの見るとすごくいい刺激になります。後輩たちが、多くの主力選手が抜けたとはいえ、大宮に勝てたというのは、自分自身の力が証明されたことでもあると思うので。次の試合では自分がいい背中を見せられればと思います。
-大宮のイメージは。
本当に強いっていうイメージがあって、多くの試合を見てるわけではないですけど、でも攻撃に関してはすごく大胆で、一発で仕留める選手がいるなと感じています。でも今のジュビロなら勝てる感じはします。
-角選手と同じFC東京ユース出身で、ファジアーノ岡山の佐藤
龍之介選手や、FC東京の俵積田晃太選手が日本代表に選出されました。
(FC東京のトップチームに)戻る選手もいれば、自分みたいに戻れないというか戻らない選手もいますが、本当に高校3年間はレベルが高かったなと思います。いい刺激を受けながら練習ができていたので、FC東京のユースが優秀だなと言われる理由は今になって分かります。指導者もありますし、そこまでの下部組織の育成もそうですし。
俵積田は一緒にプレーしていましたし、龍之介も一緒にプレーしたことがあったので、2人ともポテンシャルは高いですけど、自分自身そんなに負けていると思っていません。
J1、J2というところで見たら、何か言い訳にできそうなところもありますけど、多分本当にいい選手だったらJ2でも代表に入ると思うので、選手としての価値をまだまだ上げていかないとという、いい刺激にはなりましたね。
-連戦が続きましたが、自身の状態は。
リカバリーに関しては結構、徹底しているところがあるので、いい準備ができているなと思います。
-この前のオフはどのように過ごしましたか。
温泉に行ったりとか、サウナで交代浴をしたりして疲れを取ったり。オフの過ごし方はすごく大事にしています。1日を充実させたい気持ちがあるので、部屋でゴロゴロするより、外で過ごすというのは自分の中で決めていることではあります。
-これまでのオフで行ったところなどは。
徳孟(川合選手)らと一緒にボウリングに行ったりして、寮生の絆も深まりますよね。リラックス効果もありますし、時間をうまく使えている感覚はあります。家でゴロゴロするとどうしても頭痛くなっちゃうというか、血流が悪くなっちゃうようで、できるだけ外で歩いたりしています。