ジュビロ磐田、ガンバ大阪に2−1で勝利 同点ゴールを決めた佐藤凌我選手、ゴールの起点となった川合徳孟選手と角昂志郎選手のコメント


ジュビロ磐田は5月21日、Jリーグ・YBCルヴァンカップ1次ラウンド3回戦で、ガンバ大阪を延長戦の末に2−1で破りました。前半43分に一瞬の隙を突かれて先制されましたが、後半35分に佐藤凌我選手が同点ゴールを決めました。そのゴールと、延長後半5分の吉村瑠晟選手の逆転ゴールの起点となったのは新人の川合徳孟選手でした。川合選手とともに、同じく新人の角昂志郎選手が攻撃を組み立てました。

佐藤凌我選手


-試合を振り返って。
最高な試合でした。
-システムを変えたり、人も変わっての戦いでした。
そうですね、いろいろ変えましたけど、原則自体は変わっていないので、やるサッカーの。そこをちゃんとみんなが意識を統一して試合に臨めたので、よかったかなと思います。基盤というか、それは変わってはいない。
-同点弾を決めました。
(ゴール前に)入っていけたから、こぼれてきたって感じだったので、あそこに繰り返し入っていけるのが自分の長所というか、良さでもあると思うので、それが一つ形になって良かったです。
-5月17日のJ2リーグ戦のいわきFC戦に続き、公式戦2戦連発となりました。
継続してやれているからこそだと思うんですけど、でもチャンスは前半にもあったし、あのゴールというよりかは、もっと全体を見て、前半のチャンスを決めていればもっと楽な試合になったというか、ああいうシーンで決められるようにというのは反省ですね。
-J1のチームに二つ勝って、自信が芽生えてきているのでは。
そうですね。自信は間違いなくつくと思いますし、こうやってトーナメントで勝っていくというのは大事だと思うので、また次に繋がる試合になったので、次また勝てるようにいい準備をしたいと思います。

川合徳孟選手


-角昂志郎選手とのコンビネーションは抜群でした。
試合前にどこで顔出すかとか、タイミングだったり、チームとしての狙いと自分たちがやりたいことをすり合わせるというところで、2人で話し合ったりしていたので、そういったところを今日より出せたかなと思うので、自分も楽しかったです。
-足がけいれんしてするまで走っていました。
延長の折り返す前ぐらいからですかね。
-そのような状況で決勝点につながったあの長いパスを出しました。
スプリントとかしない限りつらなかったので、どっちかと言えば、パスする側に回ろうかなというのは自分的には思っていました。
-あの時間のポジションは。
途中ボランチになって、最後の方は1トップをやっていました。ジョン(ハッチンソン監督)の指示です。最後の最後は1トップでやっていました。
-J1のガンバ大阪と戦って、自分の手応えは。
やれる部分はすごい多かったと思うので、自分の中でもそこは本当に自信になったかなと思います。
-近い距離のデュエル(球際)でも相手を外して前向きになっていました。
もっともっと高いレベルでやるときに、そういうところが大事になってくるので、今日はJ1のチームですけど、そういったところは通用した部分が多かったので、すごい良かったかなと思います。
-守備に関しては。
まだまだだと。チームとしての守備の戦術というところは良くなってきているんですけど、個人で見たときにデュエルだったりというのは、まだまだ課題かなと思います。
-連戦ですが、次戦に向けては。
次のJリーグに向けて、自分だけじゃなくて、チーム全体でいい準備をしていかないといけないので、しっかりリカバーして、次の試合に向けていい準備をしていきたいと思います。

角昂志郎選手


-試合を振り返って。
嬉しかったですね。3−4−3という新しいフォーメーションだったりもしましたけど、本当にチームが一つになって勝ちに行った結果が報われたので、本当に嬉しいです。
-角選手と川合徳孟選手の動きが目立ちました。
フォーメーション上、そこはすごくキーになることは分かっていますし、試合前もすごい徳孟とこういうときはこうするみたいなことを話し合っていたので、それがうまくはまっていたなと思います。
-J2で揉まれているせいか、強度が高くなっています。
J2の方が組織的に守ってくるので、すごくやりづらさはあるんですけど、個の能力が高いJ1の選手とやると技術で上回られる分、チームがスムーズに回るので、あそこはなんかJ2にはない快感だったかもしれません。
-J1の2チームを破りました。
カップ戦ですし、普段は出ていない選手が出ていましたけど、チームとして勝ったのは大きいですし、次の徳島戦(5月25日)で何かふがいない試合をしてしまったら今日の勝ちがもったいなくなるので、もう1回引き締め直して次の試合を迎えたいなと思います。
-3-4-3の新システムについて。
正直、すごくやりやすくて、自分たちの背後への怖さもありつつ、足元で受けるスペースもあるので、個人的にすごく今日の試合はやりやすかったですし、何か生き生きプレーできたかなと思います。徳孟と自分でサイド分担みたいになっていたので、いつもよりかは運動量を少なくできたのかなと思っていて、自分の駆け引きする相手が外国人の選手で、あんまり守備が機能していなかったというのもありましたけど、そこをうまくチームとして使えたのは良かったと思います。
-今後もこの形もオプションとしてありそうです。
監督はどうするか分からないですけど、個人的にはすごく3-4-3の方が感触としては良かったです。
-川合選手とのコンビについては。
普段からずっと一緒にいますし、サッカー観的なところも非常に似ている部分があるので、本当に徳孟とプレーするのはいいです。ピッチの上でもピッチ外でもすごい関係性が作れているかなと思います。
シズサカ シズサカ

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