ジュビロ磐田、ルヴァンカップでJ1ガンバ大阪と対戦へ。若手選手はアピールすることができるか。川合徳孟選手、石塚蓮歩選手のコメント

ジュビロ磐田は5月21日、Jリーグ・YBCルヴァンカップ1次ラウンド3回戦でJ1ガンバ大阪と、ホームのヤマハスタジアムで対戦します。ここまで公式戦の出場機会が少ない若手にとってはアピールの場にもなります。3月26日のJ3FC大阪との1回戦で、Jカップ戦のクラブ最年少ゴールを記録した川合徳孟選手と、FC大阪戦で途中出場してトップデビューを果たした磐田ユース所属のMF石塚蓮歩選手が意気込みを語りました。

川合徳孟選手

-ガンバ戦に向けて。
ルヴァン(2回戦)のエスパルス戦は難しい試合でしたけどFC大阪戦に続いて勝って、いい感じで勝ち進んできているので、リーグも今勝っていますし、この調子のまま次のガンバ戦も自分含めて、全員がしっかり自分たちのやるべきことをやれば勝てると思うので、勝ちにいければなと思います。

-J1が相手という意識はないですか。
僕自身は他のチームに比べてレベルは多分上がるとは思うんですけど、そこまで相手を気にしていなくて、自分たちがどれだけやれるかというので勝てるか勝てないかが決まってくると思うので、相手は気にせずに自分たちがやらないといけないことに集中して、試合に臨めればいいかなと思います。

-前線の選手にけが人が多いので、川合選手に懸かる期待は大きいです。
けが人が増えてきて、自分にもチャンスがより多くなってきているので、自分もけがには気を付けつつ、しっかりルヴァンでアピールして、もっともっとJリーグにも絡んでいけるように、ルヴァンも勝ち進んでいけるようにと思っています。
-磐田ユースで一緒にやっていた石塚選手にも出場の機会がありそうです。彼の良さは。
左足のシュートの精度ですね。一発持っているというか、決めそうな雰囲気というのは持っていると思うので、シュートという部分では、良い武器を持っていると思います。

-それを引き出したいですね。
そうですね、自分も今までは下の立場で、啓介(後藤選手)だったりと一緒にやってきたんですけど、今度は自分が上の立場になるので、年上ということでもあるんですけど、恥じないプレーをして、プレーでしっかり後輩に見せられたらと思います。

-川合選手がJカップ戦のクラブ最年少ゴールを記録した1回戦のFC大阪戦は、川合選手が負傷して石塚選手が投入されました。
いや、つりました。その後は(フィジカル面の)強度は結構高くなってきています。

-ガンバに勝つとプレーオフに進出してホーム&アウェーでの戦いになります。
やっぱりルヴァン、これから天皇杯も始まりますけど、そういったところで普段出られていない選手が出ると思うので、そこでどれだけアピールできるかというのも、Jリーグに出られる出場の分数に関わってくると思うので、もっともっと点を取ったり、そういう数字で結果を残してアピールしたりして、Jリーグに絡んでいければと思います。

石塚蓮歩選手

-磐田ユースではプリンリーグ東海で早くも7得点を挙げるなど好調です。
体の調子とかが別にいいというわけではないんですけど、やっぱりキャンプぐらいからトップに参加させてもらっているというのが、すごい自分の中で大きいきっかけかなと思っています。
高校年代だったらフィジカルとかで多少ごまかせる部分とかあるんですけど、こっち(トップ)に来るとトラップの1個のミスとかで簡単に奪われたり、ユースだったら強引に行ききれるところだったりも、1対1で止められてしまったりというのを工夫してやったり、本来自分がユースでやっているときとは違い、こっちでプレーもしているので、そういう経験とかもプリンスでちょっと余裕を持ってできているのかと思います。

-トップデビュー戦となったFC大阪戦を振り返って。
初めてトップの試合に帯同させてもらって、すごいアップしてるときとかは緊張感とかがあったんですけど、徐々に試合の展開とかもあって、自分も出たいなという気持ちが強くなってきて。練習とかでそんないいアピールができていたわけではなく、徳孟選手(川合選手)がけがしてチャンスが回ってきたので、それで経験できたというのは良かったと思います。

-攻撃の選手にけが人が多く、出場の可能性もありそうです。
向こうには宇佐美選手だったり、自分の1個上の、去年同じポジションですごいプレミアで活躍した名和田選手、そういう選手と同じピッチに立てるというのはすごい自分にとっても楽しみですし、まずメンバーに入れるかも分からなくて、明日の練習が最後のアピールになると思うので、そこでしっかりメンバーに入れるようにジョン(ハッチンソン監督)にアピールしていきたいです。前回はアウェーだったので、今回ヤマハで立てるとなったら、すごい自分にとっていい経験になると思うんですけど、そこは今回はしっかり自分の力で掴み取りたいなと思います。

-公式戦でヤマハスタジアムのピッチに立つことの意味とは。
やっぱり自分は中学校からジュビロでやらせてもらって、ボールボーイだったり、試合観戦するというのがある中で、ヤマハのスタジアムで見ると余計ここに立ちたいなというのを実感して。今年は2種登録してもらって、帯同とかでトップの選手と同じ立場から見させてもらうことが多くなって、余計にここで立ちたいなっていうのが強くなってきていて。ジュビロの選手たちというのは、自分もこのチームで一緒に立ちたいという思いが強くなっていて、ヤマハは特に一番近い目標ではあるので、そこでやりたいなと思います。
-自分の特長は。
やっぱり左足のシュートは、このトップのチームの中でも負けないぐらい自分が一番パンチだったりを持っていると思うので、もしチャンスがあるんだったら、そこは積極的にいきたいなって思います。

-石塚選手は5月21日時点で17歳5カ月4日。FC大阪戦でゴールを決めた川合選手が18歳23日でJカップ戦のチーム最年少記録となりました。リーグ戦を含めると、最年少記録は後藤啓介選手(アンデルレヒト)の17歳8カ月15日。もし石塚選手がガンバ戦で決めれば、それぞれ更新します。
それこそ徳孟選手は去年最後はトップ下をやっていて、そこに入ってきてからの得点力であったりとかが凄くて。本当は徳孟選手より先に自分がゴールを決めたいって思っていて。FC大阪戦はすごい嬉しかったんですけど、それと同時に悔しいという思いもあって。去年から徳孟くんよりはゴールを決めたいと思っていて、どっちかというと、自分の方がゴールを決めるというか、前目の選手なので、ゲームメークとかで徳孟くんに勝てない部分がある分、チームを勝たせられる選手になって、徳孟くんと一緒にプレーしたいなってずっと思ってやっていました。僕は去年サイドハーフだったんですが、たまに徳孟くんと一緒に組ませてもらうことがあって、すごい出してくれるというか、ここに欲しいと思って走り込んだところに一番出してくれるイメージがあって、徳孟くんのプレーとかもずっと見ていて、逆にここに出したいんだろうなとか、今切り返すなとかも結構分かるというか、僕の中では欲しいところに出してくれたなというイメージがあります。

-目標にしている選手などはいますか。
一番は、身近なところで後藤啓介です。チームを勝たせられる選手と言ったら、一番最初に思い浮かぶので。そこは自分の今後のサッカー人生の中で、一つ越えたい壁だなって思います。

-決めればチームの最年少記録を塗り替えます。
そこは本当に狙っていきたいですし、一つ一つ啓介がやってきたことというのを超えたいです。
シズサカ シズサカ

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1