ジュビロ磐田の上原力也と角昂志郎がベガルタ仙台戦への思い語る「お世話になったクラブ」「森山さんのサッカーとの対戦、楽しみ」


ジュビロ磐田は3月23日、アウェーでベガルタ仙台と対戦します。今季はここまでホームで3戦全勝も、アウェーは2戦とも敗れています。2021年、仙台に期限付き移籍したMF上原力也選手と、年代別の日本代表で仙台の森山佳郎監督の指導を受けたMF角昂志郎選手に思いを聞きました。

MF上原力也選手「長距離移動、準備が大切」


ー今季はアウェーで勝っていません。何か原因などは感じていますか。
移動距離じゃないですか。それは少なからず。やっぱり長崎とか富山は遠かったですし。それを教訓にしなければいけないし、その他にもたくさん要因はあったと思いますけど、それは一つ確実にあると思います。

チームで変えなければいけないし、遠いアウェーで2試合落としているので、仙台も同じですし、しっかり準備することが大切かなと思います。

-遠征で個人的にやっていることは。
ピラティス(エクササイズ)みたいなのを取り入れたりしてます。じわっと汗をかくみたいな感じで。宿舎についてからやる日もあるし、もう少し(試合開始)時間が遅かったら、午前中とかにやっています。

-J2に落ちて、チームは新幹線や飛行機など、移動手段に変化はありませんか。
変わっていないですが、富山と長崎は遠かった。長崎はセントレアまでバスで行って、飛行機に乗って、福岡からバスだから。富山も3回乗り換えだ。次の宮城スタジアムも多分、駅から遠いと思います。それはやっぱりJ1と違うところじゃないですか。

-宮城スタジアムは初めてですか。
初めてです。エコパみたいな感じじゃないかと。行ったことないけど、また難しくなると思います。

-仙台には1年間所属しました。仲が良かった選手はまだいますか。
一緒にやっていたのは真瀬(拓海選手)くらいかな。

-古巣という感じではないですかね。
あまりないですね。しかもユアスタではないので。でも、とてもお世話になったクラブなので、楽しみではあります。

-決意して行った1年間だったと思いますが、振り返って。
すごい良かったし、本当に成長できました。何も知らない土地で、誰も知らないところに1人で行っていたっていう感じだったので、すごくたくましくなれたんじゃないかなと思います。

すごいいい街でもありました。コロナだったので、あまり出歩けなかったけど。都会だし、温泉もいっぱいあるし、観光地とか、ご飯も美味しいし、サポーターも近いし。(プロ野球の)楽天もあったからスポーツが盛んで、バスケもあるし、すごく良かったです。

-その後、磐田に戻って仙台戦で得点しています。
チームが勝つことが一番なので、貢献できればと思います。

MF角昂志郎選手「願っていたスタメンだった」


ー3月15日のヴァンフォーレ甲府戦で初先発しました。振り返って。
個人的にミスが多かったというのが正直な感想ですね。もっとできるというか、大学の時はもっとやれていたので、もっといいパフォーマンスを出せるんじゃないかなと思います。

-どの辺が納得していないんですか。
ライン間でボールを受けた後に潰されちゃったり、ボールをちょっとつつかれたりすることが多かったので、もっと何か次のアイデアを持ちながらプレーできてたら改善できたんじゃないかと思います。

-課題が出たということですね。
そうですね。まだ成長できると思うし。監督も多分もっとできるだろうっていう期待はしてくれてると思うので、その期待に応えたいなと思います。

-点に絡みたかった?
やっぱり結果を出せば、自分自身の波に乗れると思うので、その1点を取る準備っていうのを続けていくしかないかなと思うんですけど。

-ただ、キャンプなどを振り返ると、こんなに早くチャンスが来るとは思わなかったんじゃないですか。
開幕戦スタメンではなくて、悔しい思いもあって、焦りみたいなのもありましたけど、本当に監督は練習に取り組む姿勢だったりっていうのをちゃんと見てくれてます。

それを信じて自分も頑張ってこられたので。2連敗という苦しい状況の中、スタメンをもらって、まずチームが勝つっていうのを目標にした中で、勝って良かったかなと思います。

-監督はあまりメンバーを代えないかと思われていたけど、スパッと代えてきました。
やっぱり本当にフラットに見てくれている。誰も約束された選手はいない。1週間1週間、競争もありますし、気を緩められないというのはちゃんと理解しているので、すごくいい雰囲気でできているかなと思います。

-今は追われる立場に変わりました。
ずっと願っていたスタメンだったので、何としてでも結果を残したかったですけど、まずチームが勝利できましたし、次はどんな感じで試合に出るか分からないですけど、チャンスがあれば結果を出したいなと思います。

-仙台の印象は。
監督の森山さんは15歳で代表に入ったときの監督だったので、2年間ぐらい、ずっと教わっていました。仙台というよりかは、森山さんのサッカーと対戦できるのが楽しみだったり、自分が成長した姿というのも森山さんに見せたいなっていうのもあります。

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1