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SBSテレビ 静岡市歴史めぐりまち噺し

清水寺を訪ねる

2022年8月7日放送の「静岡市歴史めぐりまち噺し」は、清水寺を訪ねます。
語り:春風亭昇太

毎年7月9日は、きよみずさんのご縁日。徳川家康の時代から、静岡の夏祭りの先駆けとして親しまれています。永禄2年(1559年)に、今川氏輝の遺言に従って谷津山の麓に建立されたと言われる清水寺(きよみずでら)。京都の清水寺の周辺に風景が似ていることからこの地が選ばれたと伝えられています。

徳川家康は、この寺に三つ葉葵の御紋の使用を許し、元和2年(1616年)に本堂を再建するなど徳川家とのゆかりの深いお寺でもあります。現在の本堂は、昭和6年に、当時は珍しかったコンクリート造りで再建されました。

慶長年間に 徳川家康によって建てられ、静岡県の有形文化財に指定されている、観音堂は、ご縁日の7月9日と大晦日にだけ公開されます。平成4年に解体、修復され、桃山調の装飾が鮮やかに蘇りました。
33年に一度開帳される、ご本尊の千手観世音菩薩は、家康が身の周りに置いていた守り本尊でした。

7月9日は四万八千功徳日(しまんはっせんくどくにち)にあたり、この日に参拝すれば4万8千日分、つまり、一生分の御利益がもらえるといわれています。家康が千手観世音菩薩を奉納した際に、厄除け開運の祈願を行い、瓦職人たちが花火を打ち上げたのが、この大祭の始まりとされています。静岡の夏の始まりを告げる花火が、今年は3年ぶりに夜空を彩りました。

静岡市歴史めぐり まち噺し 今日のお噺しはこれにて。

静岡市の観光親善大使でもある春風亭昇太師匠の語りで、歴史や文化、特産品など、静岡市の魅力を紹介するミニ番組です。(毎週日曜日ひる12時54分放送)

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