
大正15年を起点に、東京・下谷(台東区)の製缶工場経営者の家に嫁いだ千代と、女中頭のお初の戦中戦後を通じた24年間の絆を描く。舞台はほとんど東京だが、静岡に関するエピソードが三つ。最も印象的なのは昭和16年、隣組の常会の場面。隣組幹部の妻が「私の田舎が静岡だから」と緑茶の茶葉を置いていく。「さすがお茶所は違うわ」と感心する千代とお初。静岡茶は「ごく少量でも香りが立つし、後味もほんのりと甘い」と描写されている。(は)

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