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静岡新聞教育文化部

【静岡市駿河区の「静岡アートビジョン」】これぞ「アートさんぽ」

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、11月5日から12月7日まで静岡市駿河区丸子の「駿府の工房 匠宿」と周辺の泉ケ谷地区で開かれていた芸術祭「静岡アートビジョン」。最終日に一巡りした。

美術家6組の作品を捜し歩く。スマホで作品のQRコードを読み込みながら「スタンプラリー」。ビニールハウスや橙の実をつけた木、背丈ほどの生垣など、道中の光景が小旅行の楽しさを喚起する。旧宿場町の喧騒と、風の音しか聴こえない集落の静けさ。対比が見事な地域だ。これぞ「アートさんぽ」。来年の開催も期待する。瀧健太郎さんのミカン貯蔵庫を活用した映像インスタレーションが、いくつも読み解きができそうで特に印象に残った。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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