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静岡新聞教育文化部

【新潟市會津八一記念館の特別展「會津八一と棟方志功―知性と感性―」展】小泉八雲の〝教え子〟と棟方志功

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、新潟市中央区の市會津八一記念館で12月10日まで開催中の特別展「會津八一と棟方志功―知性と感性―」展。

會津は1881年新潟市生まれの書家、歌人。早稲田大では焼津市ゆかりの作家小泉八雲の指導も受けている。生誕120年の版画家棟方志功とは戦中戦後を通じて交流した。二人の交わりをテーマにした企画展の目玉は棟方の板画「二菩薩釈迦十大弟子」。釈迦の弟子10人と普賢、文殊の2菩薩を描く。南砺市立福光美術館に個人が寄託する本作は、東京国立近代美術館蔵などとは異なり、戦災で版木が消失した二菩薩の絵の代わりに棟方の書が置かれている。(は)

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