【浜松市秋野不矩美術館の「加山又造と継承者たち―新たな地平を求めて―」展】 白い空間、神々しく
1927年生まれ、美術団体「創画会」などで秋野と交流した日本画家加山と、その教え子らの作品を通して新しい日本画表現の試みをたどる。天井が高く大理石が敷き詰められた「白い空間」第2展示室の構成には神々しさすら感じる。正面に今回展で〝発掘〟された加山の四曲一双「しだれ桜」が静かにたたずむ。高さ4㍍半のポリカーボネートによる市川裕司の〝立体〟、琳派の影響が濃厚な松谷千夏子の作品が日本画の革新を伝える。(は)
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