【築城450年記念 諏訪原城】諏訪原城、なぜ「諏訪」と付くのか
1573年、武田勝頼が馬場信春に築かせた城は17年後、徳川家康が廃した。今川、武田、織田、徳川の攻防と、この城の役割を簡潔に時系列で紹介する。すっと頭に入る歴史説明が秀逸。諏訪大社の祠を設置したいきさつが特に印象的。展示の結びで「武田流築城術の傑作」と宣言する。江戸時代の五雲亭貞秀「東海道写真五十三次」で、菊川宿北側に「武田信玄公出城跡」と案内されているのが興味深い。後年は観光名所だったか。
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