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ジュビロ磐田に光明見えた!下部組織出身の若武者たちが猛アピール。夢叶えた藤原健介のゴールに一同感激

サッカーJ2ジュビロ磐田の若手が目覚ましい成長を遂げています。SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」で、静岡新聞社編集局運動部でジュビロ磐田を担当している名倉正和記者が解説しました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん。

藤原健介は0歳からヤマハスタジアムに通っていた!


鬼頭:磐田は6月3日、ホームでブラウブリッツ秋田に2対0で勝利しました。藤原健介選手のシュートで先制し上原力也選手が加点。3試合ぶりに勝ち点3を手にしました。

〈藤原健介選手のインタビュー〉
「けった瞬間入るなと思いました。コースも自分の描いてた通りで良かったです。小さい頃から夢見てた場所で、夢に見た結果だったので、感慨深いです」

ヒデ:藤原選手の先制ゴールは素晴らしかったですが、そこまでに左サイドで3人ぐらいがずっと粘って粘って。チームの1点とも言えるようなゴールでした。上原選手の2点目はゴールにパスするようなコントロールショット。ゴラッソでした。

名倉:藤原選手はルヴァンカップではゴールを決めたことはあったんですが、リーグ戦では初でした。

鬼頭:インタビューの声も若くて、2003年12月生まれ。まだ10代です。

名倉:本当に磐田のプリンスです。

ヒデ:いつかヤットさん(遠藤保仁選手)のポジションを奪ってもらわないといけない存在ですもんね。

名倉:本当にクレバーな選手で、広い視野を持ったボランチです。今年は監督の意向で2列目にも挑戦してるんですが、どんどんゴールに絡むプレーが増えている印象です。

藤原選手はヤマハスタジアムの近くの出身で、お父さんと手をつないで0歳から通っていたそうです。ようやく夢が実現したと。

ヒデ:これはサポーターもやっぱり応援しちゃうよね、地元中の地元なんだもん。

上原、松原もチームを牽引

ヒデ:2点目の上原選手も調子良いですよね。

名倉:持ち味の得点に絡む動きを見せてくれています。彼もボランチや、もう1列前でプレーすることもありますが、与えられたポジションでしっかり結果を出している。藤原選手もそうですが、下部組織出身の、力のある選手が出てきているのが嬉しいですね。

ヒデ:やっぱり下部組織から上がってきて活躍してくれるのが理想ですよね。

鬼頭:そして、どちらのゴールも松原后選手が起点でした。松原選手も移籍してから大きな存在感を放っています。

名倉:ここまで19試合ほとんどフル出場してるような状況、替えがきかない選手です。オフにJ1チームからオファーがあったようですが、本当に残ってくれてよかったなと思います。若手のゴールをことごとくお膳立てしてあげています。

ヒデ:チームを牽引してるもんね。経験っていうのも大きいし、それをちゃんと繋いでる感じもします。

「どこに出しても恥ずかしくない」と評される若手は…


鬼頭:そして静岡新聞清水エスパルス担当の市川淳一朗記者にも来ていただいています。ジュビロをどんなふうにご覧になっていますか。

市川:若手が台頭して、試合に出て結果を残す。めちゃくちゃいいサイクルだと思います。松原選手のような中堅に、良いベテラン選手もいますし、試合を重ねる中でチームがいいバランスになってきてるなという印象を持っています。

ヒデ:6月3日は後藤啓介選手、18歳の誕生日でした。怪我から久しぶりの復帰戦だったんですね。

名倉:右足を負傷して1カ月ぶりの復帰でした。本当はバースデーゴールを取りたかったようですが、「チームの勝利が最優先」と言っていたので今後に期待したいです。

ヒデ:まだ高校3年生。18歳だったら、伸びしろエグいから。楽しみしかないですね。

鬼頭:ヨーロッパ遠征のU-22日本代表が発表され、ジュビロ磐田の鈴木海音選手が選ばれましたね。

名倉:世代を代表するセンターバックです。彼の印象は、とても礼儀正しい好青年。サッカー選手を取材していて、挨拶したときに「お世話になります」って初めて言われました(笑)。

ヒデ:すごいですね!一気に好きになっちゃう。

名倉:チームの関係者も「どこに出しても恥ずかしくない」って言ってるぐらいの受け答えです。

ヒデ:それだけじゃなく、プレイヤーとしても素晴らしい。

名倉:シーズン当初は出場できないこともあったんですが、しっかりレギュラーを奪って、守備の柱であり、攻撃の起点にもなっています。

ヒデ:ジュビロは若手が今グーッと来ている。若いつぼみがバーンと花開いたときは、本当に黄金時代、あの「Nボックス」のような時代が戻ってくるんじゃないですか。

名倉:今年は補強ができない特殊事情もあるんですが、それを若手の台頭で十分カバーできてるなと思います。

仙台戦は熱戦に期待

ヒデ:6月11日はアウエーでベガルタ仙台戦です。注目は。

名倉:仙台の監督は昨年途中まで磐田を率いていた伊藤彰監督です。順位も磐田が6位、仙台が7位。勝ち点30で並んでいます。選手たちも気合が入っていて、激アツの戦いになりそうです。

鬼頭:19節が終わった時点で、J2リーグ首位は町田ゼルビア、勝ち点42。2位は大分トリニータ、勝ち点34。静岡県勢は6位ジュビロ磐田、勝ち点30。10位清水エスパルス、勝ち点28。14位藤枝MYFC、勝ち点25。

名倉:なかなか勝ち点10離れると、ひっくり返していくのが・・・。ただ、2位大分とは勝ち点4差。そんなに簡単な話ではないですが、2試合でひっくり返せます!






 
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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