2ゴールを挙げた静岡のMF佐野泰聖(静岡学園高)
今秋の国民スポーツ大会(旧国体)の出場権を懸けたサッカーの東海ブロック大会が7月12日、静岡県内で行われた。少年男子の静岡はエコパスタジアムで三重との代表決定戦に臨み、4−0で快勝。2年ぶりに本大会出場権を獲得した。
試合は前半から静岡が圧倒。17分に左MF小柳希碧(常葉大橘高)がクロスを押し込んで先制し、28分にボランチ小枝朔太郎(ジュビロ磐田U-18)が左足でミドルを蹴り込んで加点。その1分後、MF佐野泰聖(静岡学園高)がDFの背後に飛び出してループシュートを放り込んだ。
後半も攻撃の手を緩めず、28分に佐野が左足でミドルシュートをたたき込んで試合を決めた。
静岡は昨年、県選抜チームで臨むようになった1970年(昭和45年)以降、52大会連続出場していた本大会の切符を初めて逃した。「サッカー王国衰退」の象徴としてクローズアップされたが、今年は2年連続の予選敗退を免れた。
重責を担った岡本淳一監督(浜松開誠館中監督)は「静岡代表としての思いや責任を感じていた。自分たちのできることを100パーセントやろうと話していた」とほっとした表情を見せた。
本大会は10月3日から
静岡は6月に行われた東海U-16前期トーナメント1回戦で岐阜県に1−1からのPK戦(8−7)で競り勝ち、決勝も愛知県に3−1で勝利。この大会で1位となり、この日の東海ブロック大会は4位・三重との顔合わせとなった。
国スポの本大会は10月3〜7日、滋賀県の守山市と甲賀市で開催される。
【静岡・先発メンバー】
GK櫨瑞貴(ジュビロ磐田U-18)
DF
岩下雄飛(東海大翔洋高)
品竹友哉(清水エスパルスユース)
西野陽向(ジュビロ磐田U-18)
大橋大洋(藤枝東高)
MF
小枝朔太郎(ジュビロ磐田U-18)
山崎瑛晴(清水エスパルスユース)
阿波飛和(清水エスパルスユース)
佐野泰聖(静岡学園高)
小柳希碧(常葉大橘高)
FW
澤田卓磨(清水エスパルスユース)