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SBSテレビ 静岡発そこ知り

昭和時代を駆け抜けたSL、日本の原風景を求め「大井川鐵道、新金谷駅」へ

6月8日(水)の静岡発そこ知りは、「東京ホテイソンと巡る!静岡レトロ旅」。生まれたときからインターネットやデジタル家電に慣れ親しんでいるZ世代に、近年、昭和レトロ、平成レトロブームが到来。SNS映えすると大人気です。お笑い芸人、東京ホテイソンのたけるさん、ショーゴさんとSBSアナウンサー堀葵衣が静岡のレトロスポットをご紹介します。
※6月8日にSBSテレビ「静岡発そこ知り」で放送したものを編集しています。

大井川鐵道・新金谷駅

大井川鐵道
まずは日本の原風景を走るSLを求め、島田市にある1927年開業と歴史ある新金谷駅へ。実は1976年、日本で初めてSLを運行しながら、整備、保存を始めたのが大井川鐵道なんです。

案内してくださったのは、広報担当のZ世代、加冷さん。シンガポール育ちの帰国子女で、夏休みに一時帰国して訪れた大井川鐵道の風景を、これぞ日本の原風景と惚れ込み、入社に至ったそうです。

昭和の時代を駆け抜けたSL

残念ながら現在SLは整備中とのこと(秋ごろ再開予定)で、保存されているSLを見せていただきました。
大井川鐵道
加冷:こちらはC12形の164号機という車両です。全国でこのような車両が走っていた時代は、ローカル線用の車両でした。地面があまり強くないところでも手軽に走れるように、なるべくコンパクトにつくられています。
ショーゴ:これは鉄道マニアじゃなくてもワクワクする!
たける:SLに魅了されて就職する気持ちもわかる気がします。

ミュージアムを併設するプラザロコ

続いて新金谷駅前にあるプラザロコへ。中にはミュージアムもあり、ここにもSLが展示されていました。
大井川鐵道
加冷:これは大井川鐵道のSL動態保存のさきがけになった車両で、ミニSLとしても走らせていました。一般的な線路よりもより小規模な鉄道で働いていた車両です。
大井川鐵道

昭和30〜40年代の駅舎を再現したもの

大井川鐵道
続いてこちらは、千頭駅と井川駅を結ぶ井川線を走っていた車両です。

加冷:井川線ではトロッコ列車のようなミニ列車が走っていて、小回りがきくよう、コンパクトにつくられています。
たける:天井が低い!これいいな〜。
ショーゴ:ふかふか!ネコバスな感じ!
大井川鐵道
大井川鐵道のホームはノスタルジーな雰囲気。SNS映えしそうですね。

若い世代が描く未来は?


「SLおにいさん」こと久保川さんが懐かしいハーモニカの音色で迎えてくれました。列車内で乗客をもてなす専門の乗務員です。加冷さんと久保川さんに、若い二人が描く未来を聞いてみました。

久保川:直接客席をまわって、お客さんに楽しんでもらいたい!たくさんのお客さんに乗っていただいて、全力でおもてなしをしたいです。
加冷:貴重な鉄道遺産を未来に残していきたいと願っていますので、私たちができることをすべてやって、みんなに喜ばれる鉄道を作りたいです。

未来に残したい、昭和レトロなSLと日本の原風景。これからの若い世代に受け継がれていくでしょう。

<DATA>
■大井川鐵道
住所:島田市金谷東2−1112−2
電話:0547−45−4112(営業部)
時間:9:00〜17:00
※SL運転再開は秋頃の予定

オンエアを見逃した方はこちらをチェック>>>静岡発そこ知り 東京ホテイソンと巡る!静岡レトロ旅|DoGAS

SBSテレビ「静岡発そこ知り」(水曜よる7:00)は1980年代にスタート。静岡県民のみなさんとともに歩んできた情報番組です。地元で、全国で、世界で頑張る静岡人に注目し、番組の原点である「静岡の”そこ”が知りたい!」に迫っていきます。番組公式サイトはこちら!

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